story＊73 理由探し ページ30
・
「…え？リヴァイ？」
突然のことにキョトンとしていると、リヴァイが近づいてきていきなり唇を塞がれた。
「んっ…――ちょっと…ッ！？」
ビックリして身体を離そうとすると、両手首を掴まれ、壁に押し付けられ、さらに深く口づけられる。
「んっ……んん…ッ」
息ができないくらいの深いキス。
舌を絡められ、角度を変えながら何度も何度も…。
久しぶりに味わうリヴァイの強引なキスに、頭がクラクラする。
思わず足の力が抜けそうになるのを必死に耐えていると、いきなり身体が宙に浮いた。
見れば、片腕で腰を軽々と持ち上げられている。
…え？と思っているうちに、そのままベッドまで移動しその上に放り投げられていた。
横たわる私の上に、当然のように覆いかぶさってくるリヴァイ。
………は？
「ちょっと…いきなり何なのッ！？」
あまりの突然さ加減に驚く私に、リヴァイは不機嫌そうに眉間に皺を寄せたまま、
「もう我慢の限界だ」
「はぁ！？欲求不満！？」
「あぁ？お前がグズグズしてるからだろうが、このグズ野郎が。俺がどれだけ我慢して待ってたと思ってる？中途半端な答えばっかり寄越しやがって…」
「…中途半端な…って？」
「…まぁいい。返事は待ってやる。とりあえず抱かせろ」
「は？言ってることメチャクチャだよ！っていうか、思い切り臨戦態勢なんですけどッ！？」
「うるせぇ。嫌ならはっきりそう言え」
「んっ…」
また唇を塞がれる。
口のナカを掻きまわされ、久しぶりにリヴァイから与えられるその甘い感触にあっという間に溺れてしまう自分がちょっと悔しい。
気づくと自ら舌を絡め、リヴァイの愛撫を求めていた。
もっともっと、欲しくなる…
「……で？嫌なのか…？」
唇を離したリヴァイが、もうわかっているくせに意地悪な質問を投げかけてくる。
自信ありげなその表情がちょっとムカつく。
「…いつもそういう聞き方する」
「…なら、どう聞けばいい？」
「………嫌じゃない。…嫌なら、最初からあんなこと言わない」
「お前から誘ったことか？」
「っ…別に誘ってなんか…――――」
思わずそう言い返そうとしたが、元はと言えば最初に誘ったのは確かに自分なわけで…
「………」
「どうした？反論できねぇか？」
ドS野郎が、思い切りドヤ顔で黒笑を浮かべながら私を見下ろしている。
やっぱり何となくちょっとムカつく
けど、
ちょっと…可愛いと思ったりして
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ああ - 続きがめっちゃ気になります！ (9月12日 17時) (
レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新待ってるよ〜 (9月12日 17時) (レス) @page39 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - いつまで待ってるよさん» コメントありがとうございます！更新待ってくださってるということでしょうか。ありがとうございます（泣）。続きもう少しで更新できそうです。頑張ります！ (2021年4月19日 23時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
いつまで待ってるよ - みゃー (2021年4月13日 16時) (レス) id: 96589efb3e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミカサさん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてすみません！待っていただきありがとうございます！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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