story＊56 愛 ページ13
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突き放したくて、これ以上一緒にいるのが怖くて…
理不尽ともとれる言葉をぶつけたのに、リヴァイは掴んだ私の手を離そうとしなかった。
引き戻されたソファーから立ち上がり、今度こそ、その手を無理矢理振りほどこうとした。
「…離して…ッ――――あっ…！」
すると、これまで以上の力で手首を引っ張られ、そのまま強引にソファーの上に押し倒された。
掴まれた両手首をソファーに強く押しつけられ、完全に逃げ場を失う。
っていうか、手首マジで痛いから！！
折れちゃうよ！！
「ちょっと、何するの…ッ！？」
痛みに耐えながら反射的にそう言って、私の上に覆いかぶさったリヴァイを睨みつけた。
だけど私を見据えるリヴァイの瞳は、それ以上に鋭くて…思わずドキリとすると共に、視線を外せなくなる。
「……お前、俺のことどう思ってる…？」
眉間に皺を寄せながら、ゆっくりと投げかけられたリヴァイの言葉に、私の思考回路は一瞬停止した。
「…………え…？」
わずかに目を見開き言葉を失った私に、リヴァイは言葉の先を続ける。
「…ただの上官か？ただの飲み友達か？ただの…一人の『男』にすぎないのか？…それとも……」
「…………」
私の瞳を真っ直ぐ見つめるリヴァイ。
苦しそうなその瞳に私の胸も苦しくなる。
私が何も言えずにいると、沈黙の後リヴァイは少しだけ目を細めた。
「…いや。お前にばかり聞くのは卑怯だな。俺から先に言ってやる。…もう誤魔化すのは終わりだ」
私の頭の中で警鐘が鳴り始める。
「…………な、…なに言って…――」
何か言わなきゃいけないのに、うまく声が出ない。
心臓の鼓動が速くなって、胸が締めつけられるように苦しい。
「一度しか言わねぇからな…」
―…やめて……
そう言いたいのに、私の唇は小さく震えるばかりで……
「…俺は、お前のことを――――」
言わないでよ
聞いたら
死ぬのが
「―――愛してる…」
…怖くなるから…―――
・
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ああ - 続きがめっちゃ気になります！ (9月12日 17時) (
レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新待ってるよ〜 (9月12日 17時) (レス) @page39 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - いつまで待ってるよさん» コメントありがとうございます！更新待ってくださってるということでしょうか。ありがとうございます（泣）。続きもう少しで更新できそうです。頑張ります！ (2021年4月19日 23時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
いつまで待ってるよ - みゃー (2021年4月13日 16時) (レス) id: 96589efb3e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミカサさん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてすみません！待っていただきありがとうございます！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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