story*44 過ぎ去る時間と重ねる日々 ページ1
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「それでさ!!この装置を使ったら、犠牲者を出さずに巨人を捕らえる事ができるんじゃないかと思うんだ!!」
目の前では興奮しきった表情で、熱弁をふるうハンジの姿。
私は紅茶を飲みながら、静かにそれを聞いている。
前回の壁外調査から、しばらくの歳月が経った。
あの時、目にした惨劇を忘れられるわけではない
それでも月日の経過というものは、いくらかの心の癒しを与えてくれた
それに、後ろを振り向いてばかりもいられない
私達は前に進まなければ…
そうでないと、何もかも意味をなくしてしまう
失われた命も
自分の生きている意味さえも……
「で!!この構造なんだけど、この図を見てくれないか!!」
「…はい、はい。さっきも見たような気がするけどね」←
ハンジの部屋に呼び出され、2時間は経つかな…
ハンジは次の壁外調査に向け、巨人の捕獲作戦を考えることに夢中だ。
エルヴィンにはもちろん却下されているのだが、ハンジはそんなことおかまいなし。
懲りることもなく、何度も作戦案を提出している。
でも、巨人のことについて目を輝かせながら一生懸命話をするハンジを見るのは、嫌いじゃない。
いや、むしろ大好きだ。
それが、人類の未来の為、
そして、亡くなっていった仲間達の為だとわかっているから…
ただ、話が長いのはちょっとアレだけど←
「でもさ、仮に巨人を捕獲できたとして、それをどうやって壁まで運ぶの?」
「もちろん長距離を運ぶのは無理がある。だから、壁の近くまでおびきよせるんだよ!!」
「どうやって?」
「そりゃ、おとりを使うんだよ。大丈夫!私がうまく壁まで誘導するからさ〜!!」
「本当に喜んでしそうだよね。…でも、エルヴィンはダメだって言ってるんでしょ」
「エルヴィンは頭固すぎなんだよ!!こうなったら、アイツの弱点を何か握るしかない!!」
「弱点って…?」
そう聞いた私に、ハンジは目をギラギラさせる。
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ああ - 続きがめっちゃ気になります! (9月12日 17時) (レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新待ってるよ〜 (9月12日 17時) (レス) @page39 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - いつまで待ってるよさん» コメントありがとうございます!更新待ってくださってるということでしょうか。ありがとうございます(泣)。続きもう少しで更新できそうです。頑張ります! (2021年4月19日 23時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
いつまで待ってるよ - みゃー (2021年4月13日 16時) (レス) id: 96589efb3e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミカサさん» コメントありがとうございます!更新お待たせしてすみません!待っていただきありがとうございます! (2021年3月21日 22時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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