星に願いを15 ―まだ見ぬ世界 ページ1
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身体を休めた二人は、開け放った窓から瞬きを繰り返す星空を眺めていた。
時折頬を優しく撫でていく夜風が心地よい。
シーツにくるまった状態でベッドの上に座っているAの身体を、リヴァイは後ろから腕をまわし、そっと抱いていた。
リヴァイの身体から伝わる温もりを背中で感じながら、Aはいつか見た星空を思い出していた。
初めて地上に出てきたあの日、リヴァイと一緒に見た星空…
初めてリヴァイとキスを交わした夜に見た星空…
あのまま地下街にいたら、見ることのなかった景色たち…
ふと、訓練兵団時代にアルミンから聞いた話を思い出す。
炎の水、氷の大地、砂の雪原…
アルミンが目を輝かせながら話すのを、エレン達と一緒に聞いたのを覚えている。
この世界には、まだまだ自分達の知らない景色があふれているのだと…
「…ねぇ、リヴァイ。…『海』、って知ってる？」
「…ああ。……聞いたことはある」
Aの問いに、リヴァイはわずかに目を細めた。
いつか、ハンジからそんな話を聞いたことがあった。
まだ見ぬ未知の世界。
壁の外の世界の果てにある景色。
地下から地上へ出てきたといっても、自分達の知っている世界はまだまだ小さい。
「初めて知ったときはびっくりした。そんな場所があるなんて…。どんな感じなのかな…？」
「……さあな。…俺も詳しくは知らねぇが…」
「…いつか、見てみたいね」
「…ああ、きっと見れる日が来る。人類が自由を取り戻したらな」
「そしたら、みんなで見に行こうね。絶対に」
「……ああ」
まだ見ぬ世界の果てを、みんなで見てみたい
大好きな人達と一緒に……
誰も失うことなく
そして、愛しいあなたと共に……
星に願いを…―――
「…あ、…流れ星…！」
Aが小さく声を上げた。
闇の中を駆け抜ける、一筋の星の欠片。
綺麗な弧を描いた光は、儚く夜空に消えていく。
それを目にして、何故か思わず涙が込み上げた。
その幻のような一瞬が、言葉では表わせないくらいに、すごくすごく綺麗で……
ああ、世界は美しい
人類にとって過酷な状況ではあるけれど
この世界が見せてくれる景色は、こんなにも美しい
この世界が残酷であることを忘れさせてしまうくらいに――
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まやや - 本編は女型の巨人でしたよね(名前かっこいい)オルオのボケシーンほんと面白くて和みます！ (2020年10月24日 14時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - これ決戦は相手と意思通じできる前提なのですか？ (2020年10月24日 14時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - レムさん» レムさん！コメントありがとうございます！レス遅くなってしまいすみません(>_<)最近通知の調子がおかしくて（泣）応援本当に嬉しいです！これからも更新全力で頑張ります！！（≧▽≦） (2017年4月22日 16時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
レム - いつも読ませてもらってます^ ^これからも応援してます！頑張ってください (2017年4月19日 0時) (レス) id: 070402a881 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みーみーさん» プンプン丸…可愛いな(*´ω｀*)兵長のシーン、ちょっと長かったね(*´∀｀)この辺りの流れ、すごく好きなんだ！続きも頑張る〜！！ 次はもうリヴァイ班のシーンに移る予定だよ((((；ﾟДﾟ))) (2016年12月4日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
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