優しい朝のひとときの中で1 ―切ない瞳の色 ※ ページ15
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窓から差す明るい日差しに、Aはフッと目を覚ました。
光に視界がぼやける…
見えるのは天井…
あれ??…私、昨日リヴァイの仕事終わるの待ってるって、リヴァイの部屋で本読んでいたような……?
あれ?ベッドに来た記憶がない……←
もしかして、いつの間にか寝ちゃってた……?
ふと胸元を見ると、横で眠っているリヴァイの腕が自分の胸の上に乗っていた。
しかも、その手の先を見ると、自分の左手の指とリヴァイの指が絡めてある。
思わず赤面しつつ、横を見やれば……
え?顔、近っ!?
ほぼ自分を抱きしめるような形で、横向きになったリヴァイの顔が、自分の顔のすぐ横にあった。
耳にリヴァイの髪の毛が当たっていて、少しくすぐったい。
気持ちよさそうな寝息が、自分の首筋にかかっているのを感じて、思わずまた赤面した。
……ていうか、身動きとれない…
え?何これ??何の為のハグ??
いくらなんでも、ちょっと恥ずかしいんだけど……
どうやって抜けだそうかと、Aが頭を悩ませていると、―――ゆっくりとリヴァイの瞳が開いた。
「……あ、……えと…おはよう……」
頬を赤くしつつ、Aは照れ隠しを含めてとりあえずそう言った。
リヴァイは少しだけ顔を起こすと、そのままAの瞳を見つめてきた。
憂いを含んだ瞳。
どこか切なそうに揺れるその瞳に、Aは内心ドキリとしながら、視線を外せなかった。
「……リヴァイ…?」
あまりにも見つめられるので、Aが堪らず声をかけると、絡ませていたリヴァイの指にギュッと力が入った。
リヴァイは無言のまま、顔を近づけるとAの唇を塞いだ。
唇に吸いつくように愛撫した後、舌を差し込み、少し戸惑っている舌を絡めとる。
それは次第に激しさを増し、舌を絡ませながら、息もつけない程、熱く深くAの口腔内を刺激していった。
激しいキスの合間に、チュ、チュ…と、リップ音が響く。
「…ふっ……ぁ………んん…っ…」
Aはその激しさと熱に戸惑いながらも、リヴァイを受け止める。
リヴァイはそのまま唇をずらすと、首筋へと舌を這わせた。
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優しい朝のひとときの中で2 ―肌の温度 ※→←悪夢という名の現実とは2 ―冷たい感触 ※
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まやや - Wwwハンジwwwwwアニメでは団欒の後に出てくるからそれがここでも生かされてる(?)面白い。ちょっとえちちな展開もいい。嫉妬しちゃう、第三者目線でしか見れないから。。つら (2020年10月24日 0時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミーナさん» コメント感謝です!!嬉しいお言葉を、たくさんありがとうございます!!本当に嬉しすぎます(>_<)夢主を含め、リヴァイ班みんなの内面の葛藤などを少しでも書ければと思っております!続き頑張ります!!応援ありがとうございます!! (2015年12月14日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ミーナ - 素晴らしいですね!!!大好きです!すごく大好きです!!頑張ってください!!!なんか、人間らしさ…?何かが出ていて感動します! (2015年12月14日 19時) (レス) id: 9ea20a320e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あいねこさん» 嬉しいコメントをありがとうございます!!感動しましたなんて…嬉しすぎです(ToT)応援本当にありがとうございます!!(*´∀`)更新頑張ります!! (2015年12月14日 8時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ - すごく感動しました!これからも頑張ってください。応援します! (2015年12月14日 1時) (レス) id: cc9f9b8f42 (このIDを非表示/違反報告)
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