五条悟、拾いました。

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『あの〜、本当に申し訳ないのですが』



恐る恐る悟に話しかける。



「どうしたのA」



寝起きながらイケメンフェイスを私に向ける。



『ご飯……作れてない、ごめん』



申し訳なさそうな顔をして謝った。


ただでさえ最近ご飯作れてないのに、何寝てんだよ私。

せめて私が休みの日くらい作ってあげないと駄目だろ。



「大丈夫、ご飯なら僕が買ってきてるから」

『え？』



何故？という顔に悟は笑って。



「だってA寝てたし、疲れてんのに起こすのは良くないでしょ」



なんていうイケメンすぎる言葉が帰ってきた。


嫁に欲しい。



「惚れた？」

『惚れてはないけどありがとね』



ばっさり吐き捨てる言葉に文句を言いながら、悟が買ってきてくれたお弁当を温める。


毎回思うけど、悟が買ってくる弁当はいつも美味しそうだよね。

その辺のコンビニ弁当とは訳が違うから、悟が買ってくる弁当にはいつもわくわくしちゃう。



「僕が運ぶから座ってなよ」

『え、いいよ運べるし…』

「火傷したらどうすんの、いいから座ってて」



まるで恋人のような振る舞いにどきっとしながら、お言葉に甘えることにした。



『ありがとう』



悟はいつも優しい。

私より疲れてそうなのに、いつも気遣ってくれる。



『悟は将来良い旦那になりそうだよね〜』

「そりゃグッドルッキングガイだからね〜」

『ご飯食べよっか〜』

「………」



悟が運んでくれた弁当をいただきますとい言いながら、頬張り始める。



あぁ、美味……

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