五条悟、拾いました。

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鳥のさえずりが聞こえる。



『今何時……』



手を伸ばしてスマホの時計を見ると、まだ朝の5時。


そりゃそうか、昨日沢山寝ちゃったし。


もう眠くもないし起きようかなと少し動くと。



「A？」



悟が眠そうな声で私を呼んだ。



『起こしちゃった？ごめんごめん、今日休みでしょ？もうちょっと寝てなよ』

「僕と同じこと言ってる」



何言ってんだ？



「一緒に寝よ」

『もう眠くないよ』

「なら隣にいて」



そんなこと言われたら隣にいるしかないな。


そう思いもぞもぞと布団に座り直す。


そしたら悟が私の腹の辺りに抱き着いて気持ちよさそうに眠ってしまった。



『………』



突然の出来事に、少し…いやかなりどきどきしながらも。


よしよしと頭を撫でてやった。






それにしても顔がいい。

あと顔がいい。

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