【うらたぬき】教えてください

05 そういうこともある ページ5

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文、おかしくないかな。引かれないかな。


『ねぇうらたくんどう思……』


「もう長い悩みすぎ！」


『のおおおおおおおおお!!!』


うらたくん…!!(白目)


私のセリフに被せてきたのもあるけど、勝手に送っちゃうのはひどいと思うなぁ!!


「わざわざアイツがお前を選んだってことは、…お前じゃなきゃダメだってことだろ」


私じゃなきゃダメ…。


「今更そんなん気にしたってしょうがないって。…後々バレるんだから」


『うッ…』


た、確かに…。以前もそんなことあったような…。


「それに俺はさ、素のお前が一番いいと思うよ」


『…ありがとう』


うらたくんは元々かっこいいけど、今の言葉はホントにかっこよかったよ。


「なんか腹減った…」


『私ご飯作れない』


「うん知ってる。…コンビニ行く？」


『ごめん…行くww』


パーカーを羽織って、外に出る。


ちょっと日差しが強いけど、風が心地いい。


うらたくんも後に続いて出てくる。…スリッパを履いたまま。


『…うらたくん』


私は彼の足元を指差す。


「…………」


うらたくんは無言で顔の影を濃くすると、一瞬で玄関に戻っていった。


３秒後、今度はきちんとスニーカーを履いて出てきたうらたくん。


その頬は赤く染まっていた。








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