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セイラside
息が上がって呼吸するのが辛い。
垂れ流しになってる血が鬱陶しい。
少し毒が回ったのか、頭がぼーっとする。
レ『セイラ…辛いなら俺も本気で戦うぞ』
貴「大丈夫…そんなことしたら、コイツら…絶対レオンのこと欲しがっちゃう…っ」
あの蛇女、攻撃系の能力じゃないくせしてめちゃくちゃに一撃が重い。ピンヒールが突き刺さった左腕に関しては完璧に折れてもう使い物にならない。
ス「ねぇ、やっぱりその狼くん、何かあるんでしょ？特別なんでしょ？」
貴「ほらぁ…だから嫌だったんだよ」
レ『もういいだろ。そのうちバレてたさ。
『
ス「凄いわ！念が使える動物なんて初めて見た！」
蛇女のテンションからして、レオンは本当に能力を使ったんだろう。まぁ、これで少しは戦いやすくなるのかな。
ス「油断しちゃダメじゃない」
貴「ｯｶﾞ！」
嗚咽と共に吐き出された血が地面に落ちるのが分かる。
ス「ね、貴女って凄くいい立ち位置にいるわよね？」
貴「っ…はぁ？」
ス「かっこよくて強いお兄ちゃんみたいな人達に守られて、貴女自身もとっても可愛くて強い。羨ましいわぁ…」
おい、その後になんて続けるつもりだ。
やめて、それ以上聞きたくない。
ス「だ・か・ら…貴女の場所、私に頂戴？」
貴「っあ"ぁぁぁぁ‼」
コイツ、銃持ってたのか⁉
肩の衝撃は、堅が崩れたことによって全く防御出来なかった証だ。
ス「ふふ、可愛い♡やっぱり貴女みたいな可愛い子を殺すなんて勿体無いこと出来ないわ。記憶ぜ〜んぶ消してあげるから、私のお人形になりましょ？」
レ『セイラッ！』
ス「貴方は後で♡」
大きな音が鳴って、レオンの呻き声が聞こえる。でも、流石に屋内じゃ私の能力の許容範囲からは出ない。まだ戦える。動け、動け！このふざけたことを吐かす女を、ぶちのめさないと気が済まないんだろ！
ス「貴女の目、ちゃんと見れてないのよ。何色なのかしら？ふふっ♪」
女の手が、目隠しに触れた。
あぁ、その気持ち悪い手で、私に…みんなに…
貴「触るな」
声にならない呻き声と、私の右手の確かな感触。
離れていった気配に、少し安堵する。
ス「あ、貴女、私のか、顔を！」
貴「あぁ、オネーサンは私の顔に一切攻撃してこなかったもんね。それは感謝するよ。なんせ顔も商売道具だからね。
でも、別にいいでしょ。だってこれから先、オネーサンの顔を見る人間なんて…
1人もいないんだから」
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
