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No side
どれほどの時間が経っただろうか。
ワタルの荊で拘束し、ナツメのプラズマで衝撃を与え、セイラ、レイ、シュウ、レオンで一点に集中攻撃をし、そこへカナタが追い打ちで水を叩き込んでも一切怯まない。
ロキは、攻撃が出来なかった。
貴「っこれ、さぁ！らちあかなくない⁉」
ナ「ハァ、っ確かにそうかも、ネ…」
体力が減り、セイラも2、3度『
レ『最初に言い逃したんだが…、コイツからは声が聞こえない…』
レ「詳しく」
レ『普通、オレには動物の声が聞こえる。それは念が使える様になる前からだ。細かくは分からないが、縄張りに入ったりすると『入るな』と聞こえる』
ワ「そういう類のものが聞こえなかったんですね」
レ『あぁ、一切聞こえなかった。まるで機械や人形、ロキの念能力と接してるみたいだ』
その言葉に、ロキが反応した。
ロ「操られてる…？」
レ「…」
レイが無言で猛獣に近づいていくと、影を鎌の形に変え、猛獣の体毛を刈り落とした。
ロ「何してるんスか…？」
レ「操られてんなら、媒介になる物があるはずだ。こんなに毛深けりゃ隠しやすいだろ。
もし媒介を破壊出来れば、無駄に攻撃せずにコイツを無力化できるかもしれねぇ」
ロ「！出来るんスか⁉」
レ「かも、っつたろ。
それに、お前動物相手に手ぇ出したくないんだろ？なら、なおさらそっちの方がいい」
ロ「師匠…」
レイの言葉を聞き、ロキは猛獣へ向かって駆け出した。ナイフでレイ同様体毛を切り落とし、あるかもわからない媒介を血眼になって探す。
それに続いて、セイラも腰の後ろに身につけていたベンズナイフを抜き取り、シュウは針を横一文字に薙いだ。レオンも、強化した爪で器用に体毛を切っていく。ワタル、ナツメ、カナタは拘束に徹した。
ロ「あった！」
きっとこれだ。猛獣の首元でロキは皮膚に刺さる人間用の注射器を見つけた。中には半分ほど、薄い青色の液体が残っている。すかさずそれを抜き取った。
ロ「っどうだ⁉」
巨体がぐらりとよろめいたため、とっさに距離をとった。そのまま数秒ふらふらと揺れた猛獣はその場に崩れ落ちた。
ナツメが注意深く近づき、猛獣を調べた。
ナ「残念だけド、死んでるネ…」
ロキは、苦しげな表情でその光景を見つめた。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
