裏方達による裏話 (ページ46)

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ハイドって何ですかー？ページ46

「癒しのやつでちょくちょく登場してる奴だな。
はいど、…隠す…？」(首傾げ)

『おや、よく知ってますね。確かにhideで隠すという意味がありますよ』

「へー」(すっごい興味なさそうだな)

『ただ隠すという意味は後付けというか、最初はhydrangeaのハイドだったらしいです』

「あー、ハイドランジアで紫陽花だっけ」

『そうです、梅雨時に咲くあのお花ですね』(微笑)

「水色だったり紫だったりするあれだよな」(にしっ)

『同じ花でも所々でそうやって色が違ったりしますが、あの現象はアントシアニンという色素が関係してきます』

「知ってる知ってる、あと土壌の酸性度な」(どやぁ)

『酸性なら青色になりやすく、中性やアルカリ性なら赤っぽい色合いになりやすい』

「っていうのも何故かと言うと、これがアルミニウムってのも関係してきてだな…
土壌が酸性ならアルミニウムは水に溶けだしやすくなる、結果その溶けだしたアルミニウムが紫陽花に吸収されるだろ？…で、あの…なんだっけ……」(キャパオーバーで混乱しだす)

『花に吸収され、その吸収されたアルミニウムが紫陽花に元から含まれているアントシアニンと結合するとあら不思議、元は赤い色素の筈のアントシアニンは青い色素になり、花も青になります』

「そうそうその通り」(どやどやぁ)

『中性やアルカリ性ならアルミニウムが溶け出しにくく、吸収もされづらいので結果アントシアニン本来の赤い色になるわけですね。
酸性でも吸収されたアルミニウムの量でこれまた色が大きく変わって、青っぽい色でも水色だったりどちらかというと赤紫っぽかったり…綺麗で素敵ですよね』(言い切ると息をつき)

「…なんかリトマス紙みたいだな、酸性なら本当は赤い筈のが青くなって…、…んんっ…？」(うろ覚えで混乱)

『懐かしいですねリトマス試験紙。ただリトマス試験紙は酸性だった場合、青い紙が赤くなりますよ。つまり紫陽花とは逆です』(苦笑)

「だめだ私は完全に今日頭を使いすぎた」(ばたんきゅー)