Story4『再開4』 ページ4
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桜井の前世が分かり、少し落ち着いた所で氷室がこう言った。
氷「…さて、残りは俺と大我と黒子くんと黛さん、だね」
今「そうやなぁ…ほんなら今からじゃんけんで誰から前世を明かすか決めたらええんやない?」
普通だとつまらんし、と最後に付け足すように言った今吉。
自分の前世を明かすのはもう終わってるからって人の前世を明かす時に遊ぼうとするのは今吉の悪い所であり良い所でもある。
黛「別に俺は良いが、後の三人は知らん」
黒「僕は別に大丈夫です」
火「俺も一応…」
氷「俺は面白そうだから寧ろOK」
全員自分が最後になるという概念が無いみたいだ。この中の誰かは最後になるのは決定事項なのにこんなことをやる意味はあるのだろうか…
なんて言っていたらいつの間にかじゃんけんは終わっていた。
一番から順々に言っていったら…
1.火神
2.氷室
3.黛
4.黒子
…つまりは黒子が一番最後というわけだ。
逆に火神は一番最初。
まぁなんで火神が一番最初なのかは理由があるらしいけれど。
黒「…くっ」
黒子は悔しそうに地面に膝をついている。
火「…えーっと、いきなり本題に入るけど、俺の前世は
《レミリア・スカーレット》だ。」
だが、流石相棒の火神。
そんな状態の黒子をスルーしてさっさと前世を暴露した。
笠「まじか」
高「ちょwww火神がレミリアとかwww前世の幼い姿は何処言ったわけwww?」
今「随分ガタイがようなったなwww」
…正直に言うと別に最後に前世を晒そうが、今吉に笑われるのは何も変わらないのだ。
今こういう風に今吉(おまけに高尾)に笑われている火神の心境を言うととても複雑なので言わないけど。
因みにそうやって最後に晒そうが関係ないと分かった氷室と黛はもう自暴自棄になろうとしている。
逆に黒子は少し気持ちが軽くなっていた。
最初に今吉に前世を言わせたのが間違いだったとここにいる今吉を除いた全員が思った事だ。
…一体いつまで前世暴露大会は続くのだろうか。
まぁ後少しで終わるだろうからそれ迄は辛抱して下さい。
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作者名:さくや | 作成日時:2019年10月6日 15時