228話 俺の世界が変わった日 ページ47
「あれは満月の日だった____」
_______
____
__
「お兄ちゃん！今日は月がとっても綺麗なんだよ！一緒に見に行こ」
「
「えーお兄ちゃんのケチ」
そう言って頬を膨らませながら目を細める妹を見て俺は少しため息をつく
この辺りは治安がいいというわけではないから、できるだけ夜遅くの外出はやめておいたほうがいい
それに最近変死体？のようなものが発見されていて何かと物騒だ
確か２日前に５着ほどの服が道端に放置されていた
放置というよりは......服を着ていた人が消えたというほうが正確だな
まあその事があって、この辺りは少しピリついている
だから妹を外にやるのが怖い
俺はちゃんと布団に入って寝ている妹の頭を撫で、妹は必ず俺が守ると再度心に誓ったその時だった___
ドンッ！ガラガラガラッ
そんな衝撃の後、俺がみたのは目をギョロッとさせた巨大な虚.....
俺はあまりの出来事に言葉を失った
妹を守らなくちゃ....そのためにはまずっ！
「起きろ輝夜！」
俺は気持ちよく眠っている妹の肩を掴み揺らすと妹は薄らと目を開け「お兄ちゃん？」と俺を呼ぶ
「虚だ！早く逃げないと殺される！」
「....えっ？」
俺の言葉を聞き、虚の方を見た妹はあまりの恐怖に肩を震わせていた
妹を立ち上がらせようとするが、妹は今まで感じたことのない恐怖に立ち向かうのが精一杯で動けずにいた
まずいっ、このままだと妹は....俺が妹を守らないと！
俺は妹の前に立ち両手をバッと開けて妹を守る
「俺がお前の相手だ！妹は俺が守る！」
「ガッハハ、お前みたいなガキが相手？笑わせるな___」
虚がそう言った瞬間、俺は空中を移動して壁に叩きつけられていた
口の中いっぱいに鉄の味がして吐き気がしそうだ
気持ち悪い感覚に陥るのを我慢して俺は体を引きずりながら妹の方へ向かう
このままだと、妹が....そんな気持ちでいっぱいだった
「妹に....手を..出すな！」
「そんな体のお前に何ができる！」
そう言って虚が俺に向かって腕を振り上げた
俺はもうダメだと思い、目を思い切り瞑った
が____カキンッという音がしたと同時に俺にくるはずだった衝撃がこなかった
俺は恐る恐る目を開くとその目の前の光景に釘付けになった
そこには、満月の月と対照的な黒髪と〈十〉と書かれた文字だった______
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
