227話 身に覚えのない事 ページ46
「復帰したと聞いて探してたんだ」
『あなたは誰？』
「あー自己紹介しなきゃだな」
目の前にいる赤い髪が特徴の彼は少し咳払いをしてから腕を組み、私の方に向きなおった
「俺は鬼道衆総師、大鬼道長を務めている
「鬼道衆の現トップ？！」
私の少し後ろを歩いていた樹が彼の言葉に驚き声をあげた
私もまさか大鬼道長に話しかけられているとは思っていなかったから少し驚いた
確かに彼から霊圧操作には長けているという印象を受ける
おそらく彼が大鬼道長というのは本当だろう
そういえば彼は私の旧姓を知ってるって事は100年前にいたって事だよね...
それに、私に何の用なんだろう？
「まあまあ、そう驚くなよ。元五番隊隊長、藤原樹」
なっ！と驚く樹とは対照的に暁はククっと笑いながら樹を一瞥して、私の方に近づき目の前に立って私の顔を覗き込んでくる
「俺はあんたが新しい隊の隊長を務めることを聞いた。なぁ
_____俺をあんたの隊に入れてよ」
『っ！？』
私が新しい隊の隊長になったのを理由に私の隊に入りたいって....意味がわからない
まず、私は彼と面識が一切ない。彼が私を一方的に知っているのだとしても、どうしてわざわざ今の地位を捨ててまで私のところに移隊したいと言ってるのかがわからない
今の段階では彼がもし私の隊に入ったら４席だ。大鬼道長という総隊長と同じくらいの権限を持つ彼がわざわざ降格してまで私の下につく理由がない
新しいものに目がないとか？特殊な隊っぽいから？そんな簡単な理由？
いや、彼の雰囲気や態度からして真子と同じタイプの人間....
そういう考えで私の隊に移隊したいと言ったわけじゃなさそう
『どうして私の隊に移隊したいのですか？』
「....俺はあんたに恩がある」
そう言った彼はさっきの挑発的な態度とはうって変わり真剣な面持ちで私を見つめる
私は彼の言った”恩”に覚えがないか記憶を辿ってみたが覚えがない
「あんたがわからないのも無理はない
だってその時、俺は流魂街で妹と暮らしてただけのガキだったからな....」
彼は少し懐かしそうな顔をして、彼にとって大切な話をし始めたのだった
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
