225話 彼が私を求める理由 ページ44
薄れゆく視界の中、ガラッと鳴った扉によって脳が覚醒していく
音がした扉の方を見るとなんだかダルそうに帰ってきた真子の姿があり、
疲れているのかこちらには寄らず直接お風呂場の方まで行こうとしている
こっちに来たらなんて言ったらいいだろうか...
というか今までどうやって会話してたんだっけ？
あれ？息ってどうやって吸うんだったっけ？
どうしてだろう....ワカラナイ
「A！！」
『はっ...っう...しっ..んっ.....』
真子はすごく焦った顔で私の名前を呼びながら私を抱きしめてくる
私は真子の名前を呼ぼうとしたけどうまく呼吸ができない
苦しい.....助けて....
私は真子に向かって右手を差し出すと真子は私の右手をぎゅっと掴み引き寄せて深い口づけをしてくる
その深い口づけはとても優しくて安心するような口づけで息ができない私に息を与えてくれるものだった
「息できるか？」
『う...ん...さっきよりは』
「ほんまびっくりするわ」
『あ...りがと』
私を強く抱きしめる真子は本当に良かったと嬉しそうな顔をしていて
私はさっき真子を怒らせてしまったのに、真子はそんなことより私を助けてくれた
その事に嬉しくなるとともに今なら素直に謝れる気がすると思った私は真子の服をぎゅっと掴み顔を見る
『しん...じ』
「なんや？」
『さっきは...ごめんなさい』
「俺もすまん。Aは俺の体調のこと考えてくれとったんやろっ....」
私は
”私の気持ちに気づいてくれていた事と私を助けてくれた事にありがとう”という気持ちと
”真子の気持ちに気づかなくてごめんなさい”という気持ちを込めて真子の言葉を遮るようにキスをする
「//っあのなぁ」
『ふふっ』
頬が赤く染まった真子に向けて今日向けることができていなかった笑顔を向けると
真子もフッと笑って私に笑顔を向けてくれる
やっぱり私たちはこうでなくちゃね
と心の中で言いながら私は真子の首に手を回し抱きつく
「Aチャン。あんましそういう事しとると襲ってまうで」
『っ！』
「すまん今のことb『いいよ』....はっ？」
『だってあまりにも真子が悲しそうな顔をするから...
真子がこうやって求めてくれるのは私達が愛し合ってるっていう確認をするためっていうのもわかってるから...私に拒否権はない。そう言いたいんでしょ？
それに私は拒否しないようなんて思わないよ
だって真子のこと愛してるもの』
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
