224話 白い扉 ページ43
「A....」
『ごめんなさい。頭冷やしてくるね』
私の目から溢れる涙を拭こうと真子が手を伸ばしてくるが私はその手を退けて執務室から出る
どうしていつもみたいに素直になれないのかがわからない。
自分は一体どうしてしまったのだろうと思ってしまうほどに....
______
『....んっ』
私が目を覚ました時には一面真っ白の精神世界にいた
でも、いつもみたいにみんながいない
その代わりに、________いつもは無い白い扉が目の前にあった
私はなんだろうと思い扉に向かって歩き始めるが、
なぜかわからないけどその扉に近づこうとすると足が震えて全身から冷や汗が止まらない
心ではいけると思っているのに、体がついていかない
こんな事今まで無かったのに____
一体どうしてこうなっているのかを頑張って考えていると....
「まだそっちに行っちゃダメ」
私は聞き覚えのある声が聞こえたのでそちらを向くと空が立っていた
『空？』
いつもと違う空の雰囲気に動揺しながらも平然を装いながら話す
「そっちの
『領域？』
『空、領域って何？』
『あの白い扉の向こうには何があるの？』
「....。」
空は真顔でこちらをずっと見つめている
何も言わずにこちらをじっと.....
「....貴方は今、心が不安定だから教えることができない
でも必ずその扉を開けることになる
だから、もう少し待って....」
そう言い残して空は消えた____
_______
私が次に目を覚ました時には自室の布団の上だった____
あたりを見回すと真っ暗で時計の針は７時を指していて、部屋の明かりはついていない
この時間に真子が帰ってきていないことに疑問を抱き執務室が見える窓から執務室の明かりを確認する
未だに電気のついている執務室を見て、いつになったら帰ってくるのだろうという新しい疑問を抱きつつ
もう一度布団に潜り込む
そして、私は精神世界であったことを整理する
疑問なのはあの「白い扉」と私を止めた「空」
空は私の中の虚。虚が負の感情を持つというのなら....
私が入ろうとした扉の先には空の
わからない。本当に自分が一体何なのかすらわからなくなるくらい....
自分でも情緒不安定なのがわかってるのに.....
私は一体何がしたいのだろうか
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
