223話 久しぶりの夫婦喧嘩？ ページ42
結局お礼と言うお礼が出来ず五番隊に戻ってきてしまった
今度何か菓子折りでも持っていってお礼を言った方がいいよね....
それにしても今の十番隊は賑やかだなぁと思ってしまった
私の時はあんなにも賑やかではなかった気がする
『ねぇ樹。今の十番隊は賑やかだね』
「何言ってるんですか？隊長の時だって賑やかでしたよ」
『へっ？』
まさかの樹の回答に驚いてしまう
あれれ？賑やかじゃないと思ってたの私だけ？
「みんな隊長と平子隊長の行動を隠れて覗き見してたんですから」
『...それ本当？』
「はい！いつも隊長たちの仲睦まじい姿をみんなで見て話していたんですよ」
『...嘘でしょ』
十番隊は静かな方だと思っていたのに、まさかそれが私達を覗き見していたからだなんて....
恥ずかしいを通り越して一周回ってまた恥ずかしくなってきたよ。というか何やってるのよ私の隊の人達
「どないしたんや？A」
『っしんじ！』
突然後ろから話しかけられてびっくりした私は咄嗟に後ろを向こうとして体勢を崩してしまう
そんな私をサッと抱きしめて真子は受け止めてくれた
「あっぶな」
真子はそう言ってニヤッと笑いまるで樹に見せつけるかのように私をぎゅーっと抱きしめる
私はというと樹に見られていると思ったらまた恥ずかしくなって顔を見られたくない一心で真子の隊主服をキュッと掴む
私のその行動が真子的には嬉しいのかさっきよりも力強く私を抱きしめ耳元にふーっと息をかけてくる
『ひゃっ//』
「かわええ....A今日もいいやろ？」
今日も変わらず私に夜のアレを頼んでくる真子
私は出来るだけ断りたくないけれども真子も隊長に戻ったのだから仕事がある
そう思い私は真子の隊主服を離す
『ダメ』
「....は？」
いつもより低い声で真子から返事が返ってくる
そしていかにも真子の機嫌が悪くなったような雰囲気が漂っていてすごく怖い
『....明日も仕事あるでしょ』
「仕事もする」
私は真子の体を気遣って言ってるのに全然わかってくれない真子に少し腹が立ってきてしまう
「俺とシたくないんか」
『そんなこと言ってない....』
いつの間にか私は真子の足の間に座っていて真子は私を見下ろしている。まるで私が悪いかのように....
真子を怒らすと夜が怖いって....
今仲直りしないといけないってわかっているのにいつもみたいに素直になれない
そう思うと知らないうちに私の瞳からポロポロと涙が溢れて止まらなくなっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 219人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
