215話 私の覚悟 ページ34
薄暗い地下牢を抜けると名一杯の光が目に入って来て太陽のぽかぽかした暖かさを感じる
ギンを早くあそこから出してあげたい
私はそう思い総隊長の元へ向かう
扉の前に行くと扉の中から「入れ」と言う総隊長の声が聞こえるので私は扉を開けて中に入ると総隊長がいつもの位置で立っていた
「何用じゃ」
『総隊長、私の隊員は誰でもいいとおっしゃられておりましたがそれは地下牢にいる市丸ギンでもよろしいですか？』
「.....なんじゃと」
私の言葉に総隊長は目を少し開け私を見ている
怒っているのか総隊長のピリピリした霊圧が私に突き刺さるが今引き下がってしまうと今後ギンを私の隊に入れることができなくなりそうなので耐えることにした
数分の間総隊長のピリピリした霊圧を受け続けていると総隊長も私の覚悟がわかったのか徐々に霊圧が緩くなっていく
「お主は顔によらず頑固じゃのぉ」
はぁと小さなため息をついてから雀部副隊長を呼ぶ総隊長
数秒して雀部副隊長が総隊長の斜め後ろに瞬歩で現れる
「雀部、地下牢の鍵をここに持ってくるのじゃ」
「っ！....承知しました」
雀部副隊長は総隊長の言葉を聞き驚いたが私の姿を見て察したのか、さっきのようにまた瞬歩で消える
地下牢の鍵を持って来てくれるってことはギンを隊員にしていいってことだよね....
説得なしでギンの事隊員にしていいって言ってくれるなんて思ってなかったからよかった
「市丸ギンを隊員にすることは許可するが条件がある」
『....はい』
やっぱり条件なしでは無理か。まあそこまで難しい条件はこないと思うけど....
「あやつが今度また裏切った場合、お主が殺せ」
『っ！？』
今回ギンが裏切った理由は大切な女の子のため、もし次もその女の子のためにギンが裏切ってら....私の手でギンを
___殺さないといけないんだ。
でも裏を返せばギンが裏切らなければ私がギンを殺すことはない
私がギンに力を貸してあげればギンが裏切ることもない
大丈夫。ギンは私たちをもう裏切らないって私は信じてるから....
『....わかりました』
私が総隊長に承諾した瞬間タイミングを見計らったかのように雀部副隊長が瞬歩で総隊長の後ろに現れる
「持ってまいりました」
「ご苦労」
雀部副隊長から鍵と布を受け取った総隊長は私の近くに来てその二つを渡してくる
一つは地下牢の鍵でもう一つの布は水色の....隊主服？のようなものだった
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
