200話 起きた時には.... ページ19
決戦から１日経ってもひよ里は起きなかった
卯ノ花隊長は生きる意志があったら戻ってくるって言ってたけど....
ひよ里なら絶対帰ってくるってわかっていても心配になる
ひよ里....早く起きて、みんなでまたアジトで.......
私は溢れ出しそうな涙をなんとか堪えてひよ里の手をそっと握る
「A....大丈夫や。ひよ里は帰ってくる」
真子はひよ里の手を握っている私を後ろから優しく包み込んでくれる
私はひよ里が帰ってくるかわからない不安と真子の優しさに堪えていた涙を流してしまう
「気長に待と........なっ？」
私の顔を右手でクイっとあげて首を傾げながら優しい目で私を見つめる真子
そんな顔されたら....悲しくても笑顔になっちゃうじゃん。
『待ってるからね....ひよ里』
私は涙を流しながらベットに寝ているひよ里の右手をぎゅっと握り笑顔でそう呟く
頑張って待つから.....ひよ里も頑張って戻って来てね
そして私と真子は四番隊を出て他の仮面の軍勢がいる現世のアジトに向かう
ひよ里以外の私達はひどい傷ではないし尸魂界にいても何もすることがないので慣れ親しんだ現世のアジトに戻ることにした
まあ、総隊長から戻って来ないかって話があったし話し合う為にも現世の方が都合がいい
ひよ里は多分絶対に戻りたくないって言うだろうなぁ.....
まあ、私は真子について行くつもりだけど。
真子はどうするんだろ.....
ー
「帰ったで〜」
『ただいま〜』
私と真子が帰ると他の仮面の軍勢のみんなが私達に近づいてくる
拳「ひよ里はどうだった？」
平「まだ起きそうにないわ」
真子の言葉を聞き「そうか...」と言って悲しい顔をする拳西
拳西だけじゃない。みんながひよ里を心配している
この、しんみりした雰囲気を壊したのは真子だった
「総隊長さんからな、戻って来おへんかって言われた」
真子は真剣な表情でみんなを見ながら話す
みんなは真子の言葉を聞き少し動揺しながらも考え始める
「多分こっちに残るやつもおるし向こうに帰るやつもおる。ひよ里もまだ起きてへんし、今はまだ答えを出さんでええ」
みんなにもそれぞれ考えることや思うところもある。
今の私達には気持ちの整理をつけるための時間とこれからどうしていくのかを考える時間が必要なんだ....
ひよ里は答えをすぐに出すだろうから、ひよ里が起きたらその時に....
離れ離れになっちゃうんだ。
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
