195話 生きる意味 ページ14
私は封印された藍染を見つめながらただそこに立っている
この100年藍染に借りを返すために修行をして頑張ってきた....ただ藍染を倒すという目的だけを見つめて
でもいざ終わりを目の前にすると....なんというか....なんて言ったらいいんだろう......
安心感とか達成感とかじゃない.......
これは虚無感.....
藍染を倒すただその一心でこの100年頑張ってきた私達はこれから何のために生きていけばいいんだろう.....
いや.....何を目的にすればいいのだろう....
私がそんなことを考えていると喜助さんが私の肩をポンっと叩く
「A先に戻っていてください。平子さんが心配でしょう？」
私は喜助さんの言葉でハッと我にかえる
そっか....私は大切なことを忘れてた.....私は.....
真子のために生きればいいんだ.....
『ありがとうございます喜助さん』
私は喜助さんの方を向きお礼を言って喜助さんが開いてくれた穿界門に入る
私が穿界門を通ってレプリカの空座町に戻ると仮面の軍勢が集まっているのが見える
近くに卯ノ花さんもいるってことはひよ里の手当て卯ノ花さんがしてくれたんだ
私は瞬歩でみんなの元へ行く
私が近づいてくるのに気づいた真子が両腕を広げて私を見る
私は嬉しくなって真子の胸にぎゅーっと抱きつくと真子も私を強く抱きしめ返してくれる
私を抱き締める真子の熱が私に伝わってくる
暖かい....この温もりが一番安心する......
「遅かったやないか....心配したんやからな.....」
私の頭を撫でる真子
『ごめんなさい』
ふふっ自分から送り出したくせに....甘えん坊だなぁ
「ずっと俺のそばにおってや....Aがおらんと死んでまうわ」
真子は私の首に埋めていた顔を離して私を見つめ右手で私の頬を包む
っ！なんだろう....いつも似たようなことを言われているのに今日はいつもよりキュンって胸が高鳴る
この距離だと私がドキドキしてるのがバレちゃう....っそうだ！真子もドキドキさせたらバレないじゃん
私はちょっと背伸びをして真子の唇に自分の唇を当てる
少ししてから唇を離して真子を見ると顔を少し赤くして私を見下ろしている
真子の胸に手を当てると鼓動が早くなっていくのを感じる
作戦成功だよ！やったね
私がニコニコしていると真子は私を左腕で持ち上げて顔を近づけてくる
「俺のことドキドキさせた責任とってもらおやないか」
ニヤリと笑い私にキスをする真子
『っ！？』
私の胸の鼓動がまた早まったのはいうまでもない....
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あすな(プロフ) - 悠月さんありがとうございます！頑張ります (2020年5月13日 23時) (
レス) id: b2fa0aee84 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あすな(プロフ) - コメントありがとうございます！現在少しスランプにハマっていて更新ペースが前よりも亀更新で申し訳ありません。他の隊長格との話も頑張って書いていきます。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: b12de1da1e (このIDを非表示/違反報告)
銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - 隠す姿から最後まで読まして頂いております！もしよろしければ、朽木白哉さんとの再会などのエピソード等もリクエストとして案に入れて頂けたら嬉しく思います！作者様のペースでゆっくりでもこれからも更新して頂けたら嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (2020年3月22日 4時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18598号(プロフ) - 出来たらで良いですよ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 2a8ce02be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすな | 作成日時：2019年5月12日 19時
