隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ34)

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81話　あなたのためにページ34

＝八番隊執務室＝

コンコンコンッ

『十番隊の西園寺です』

ガチャッと扉が開かれリサが現れる

リ「Aどないしたん？」

『書類持って来たの京楽隊長は？』

リ「どっか行っとる。それ預かっとこか？」

『本当に！ありがと』
差し出されたリサの手に持って来た書類を渡す

『じゃあ私戻るね』
私はリサに小さく手を振り扉に向かう

リ「ちょい待ち」
私の肩を掴み私を止めるリサ

『どうしたの？』
リサの方を振り向く

リ「Aこれ着ぃひんか？」
リサの手にはリサが着ているのと同じスカート型の死覇装

『えーっと遠慮しておく』
私は苦笑いしながら逃げようとする

リ「Aが着たら真子喜ぶと思うんやけどな」
ニヤニヤしながら私を見るリサ

そんな足出して下着が見えそうな死覇装着たら絶対恥ずかしいけど…真子が喜んでくれるなら…

『リサそれ着たら絶対に真子喜んでくれる？』
私は真剣な目でリサを見る

リ「当たり前やろ！」
リサは私に向かって右手をグーにして親指を立てる

『じゃあ着る…』

リ「そうこなな！」
私はリサから死覇装を受け取り着替える

隊主服で後ろからは見えないがスカート型の死覇装からは長く細いAの足が目立つ

『ねぇやっぱり下短くない？』
下着が見えそうだしスウスウする

リ「大丈夫や！似合っとるで」
ほらはよ真子の所行ってきと急かされ五番隊に向かう

ー

＝五番隊執務室前＝

ここに来るまでにたくさんの隊士達に見られてとても恥ずかしかった…
早く真子に見せて着替えよ

コンコンコンッ

『十番隊の西園寺です』

？「入っていいよ」
部屋の中から藍染副隊長の声が聞こえる

ガチャッと扉を開け扉で体を隠し顔だけ出す

『藍染副隊長、真子はいますか？』

藍「隊長なら今七番隊に行っているよ」
扉から入ってこない私に近づく藍染副隊長

『そっそうですか！じゃあ七番隊に行きますね』
私は藍染副隊長に見られたくなくて扉から離れようとする

藍「もうそろそろ帰って来ると思うからここで待つといいよ」
ニコッとしながら私を見る藍染副隊長

『えっと…申し訳ないと言うかなんと言いますか…』
私はどう言い訳したらここから離れられるか考えたがなにも浮かんでこない

藍「遠慮はいらないよ西園寺隊長」
藍染副隊長が扉から出てきて私を見る

『あっ//』
藍染副隊長に今の私の姿を見られ恥ずかしくて顔が赤くなる

藍「早く入りなさい西園寺くん」
私は手を引かれ執務室に入った