隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ17)

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64話　可愛らしい姿ページ17

私はこの姿になってしまったことを真子に報告すると喜助さんに告げて五番隊に向かった

ー

『(五番隊ってこんなに遠かったっけ？)』
しかもこの姿だから誰も気付かないし、たくさんの隊士達に見られるし本当にこの体って不便！

ドンッ

『きゃっ』
あたった衝撃で尻もちをつく

？「大丈夫かい？」
聞き覚えがある声が聞こえて恐る恐る顔をあげると藍染副隊長がいた

『しゅみません！あいじぇん副隊長』
頭を下げる

藍「僕は大丈夫だよ。君はどこの隊の子かな？」
藍染隊長は私に気づいていないらしい。でも何番隊って言ったらいいんだろう？
まあ十番隊でいっか

『十番隊でしゅ』
そういうとクスッと笑って私の頬を撫でる

藍「彼女の隊か…僕が送って行ってあげるよ」
私に手を差し伸べる藍染副隊長
彼女って私の事だよね？

『行く場所があるのでいいでしゅ』
頭を下げて藍染副隊長の横を通り過ぎて五番隊を目指す

ー藍染Sideー

藍「可愛い子だったな」
あの女の子の目、彼女の目にそっくりだった
まるで彼女が小さくなった感じのような…

浦「あっ藍染副隊長！」
前から浦原隊長がきて声をかけられる

藍「どうされましたか？」
僕は微笑み浦原隊長を見る

浦「西園寺隊長見たっスか？」

藍「見てませんけど」
彼女が近くにいたら絶対気付くはず

浦「あっえっとこれくらいの小さい女の子見たっスか？」
手で身長を表す浦原隊長
さっき会った小さい女の子と同じくらいの身長だった

藍「それくらいの身長の子なら先ほどあちらに行かれましたよ」
彼女にとても似たあの小さな女の子…一体あの子は

浦「そうっスかありがとうございます」
へらへらと笑い僕を見る浦原隊長

藍「あの子がどうかしたんですか？」

浦「実はあの子西園寺隊長なんっスよ」

藍「えっ」
そんな感じがしていたがまさか本人だとは思わなかった

浦「数日あのままなんで小さい隊主服を作ったんス。今それを渡そうと思って追いかけてるんスよ」

藍「西園寺隊長も大変ですね」
クスッと笑い浦原隊長を見る

浦「ほんと僕の不注意で申し訳ないっスよ」
あははと笑い頭をかく浦原隊長

浦「じゃあ僕はこれで」
そう言って彼女の向かった方に行く浦原隊長を見送って
クスッと笑う

藍「本当に可愛らしい姿だった」
相変わらずぶつかった時に頭を下げて謝る癖と僕を避けるような感じ全てが愛おしい

必ず君を手に入れてみせるよA