隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ15)

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62話　僕の隊主室ページ15

＝十番隊舎＝

ドドドッバンッ

ひ「A！聞いてくれ！」
息を荒くしながら私の近くにきたひよ里

『どうしたの？ひよ里』
樹はひよ里にお茶を出す

ひ「十二番隊が！」
十二番隊に何かがあるらしく私は樹に仕事を任せてひよ里と一緒に十二番隊に向かった

＝十二番隊＝

ギギギッガゴッと隊主室の中から変な音が聞こえる

ひ「変な音するやろ！A」
私の羽織をぎゅっと掴み扉を指差すひよ里

『中は見たの？』

ひ「見てないわ！」
1人で見るのが相当嫌なんだろう

『喜助さんAです入りますよ』
そう言って扉を開けるとたくさんの機械が目に入る

ひ「なんやこれ！」
ひよ里は驚き喜助さんに近づき胸ぐらを掴む

『ひよ里！』
私はひよ里を止めようとする

浦「模様替えっス」

『(模様替えって…)』
私は少し呆れながら2人を見る

ひ「どこが模様替えやねん！改造の間違いやろ！」
ドンッとひよ里は喜助さんの顔を殴る

『あっ』

浦「模様替えっスよ」
鼻血を出しながらヘラヘラと笑う喜助さん

『(喜助さんって真子に似てるなぁ)』
そんなことを考えてた

ひ「ここどこやと思っとんねん！隊主室やぞ隊主室！」

浦「だってここは僕の部屋っスから」
頭をかきながらヘラヘラ笑う喜助さん

浦「あっひよ里さん今から僕と一緒に蛆虫の巣に行ってください？」

ひ「なんやそれ？」
私とひよ里は首を傾げ喜助さんを見る

浦「尸魂界に悪影響を及ぼすと思われる人達を捕縛して監視する場所っス」
喜助さんの声が低くなる

ひ「『えっ』」

ひ「Aは帰り、仕事残っとるやろ」
真剣な目をして私を見るひより

『えっでも』
危険な人がいるのならひよ里が襲われてしまうかもしれない

ひ「ええから」
私はひよ里の真剣な目に押し負けた

『わかった。怪我しないでね』
もし危険な人が襲ってきても喜助さんがいるから大丈夫だと考えた

浦「あっAこれあげるっス」
喜助さんは私に小さい袋を渡す

『これは？』
私はその小さい袋を受け取る
小さい袋を見るとキラキラと輝く色のついた球体

浦「現世の飴と言うお菓子っス」
ニッコリと笑って私を見る喜助さん

『綺麗！ありがとうございます喜助さん』

浦「どういたしましてっス」

ひ「はよ行くで！」
十二番隊の扉に向かって行くひよ里

浦「ひよ里さん待ってくださいっス」
ひよ里を追いかける喜助さんを見て十番隊舎に向かった