隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ11)

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58話　新任の儀　前編ページ11

送別会から１週間が経った。今日は十二番隊隊長の新任の儀がある

＝十番隊執務室＝

樹「隊長、準備よろしいですか？」
と扉の前から樹の声が聞こえる

『入っていいよ樹』
扉に向かって声をかける

樹「では失礼します」
ガチャッと扉を開ける樹を見て隊主羽織を着て

『行くよ樹』
開けられた扉から廊下に出る

樹「はい！隊長」
樹は私の後ろをついてくる

＝一番隊舎＝

一番隊舎に着くと扉の前に真子と藍染副隊長がいた

平「もしもーし五番隊隊長の平子真子ですけどー誰か開けてんかー
しっかし一番隊舎はいつ来てもごっついなぁ緊張してまうわ。しゃーから俺ここ来たないねん」

藍「それが緊張している人の顔ですか式典が面倒だからって駄々こねないでください」

平「うるさいなぁそっちから顔見えへんやろぉ惣右介」

ギギギッ

藍「開きましたよ隊長入ってください」

平「わーっとrドンッ
真子は顔を蹴られ後ろに飛ぶ

ひ「おっすハゲ真子今日もペタンコで踏みやすい顔しとんなぁ！」

平「ひよ里お前ゴラァ」
鼻血が出て顔をおさえる真子

ひ「なんやねん謝らへんぞ！」

平「まだ何も言うてへんやろ！」

ひ「ほんなら余計謝らへんでもええってことやな！」

ゴンッとひよ里の頭に拳がふる

ラ「ちゃんと謝れボケ全くオメェは」

ひ「何すんねんラブ！他所の副隊長の頭どついてええと思うてんのか」

ラ「隊長がいねぇんだ誰かが面倒見ねぇといけねぇだろ」

ひ「ガキみたいに言うなあんなやつに謝る必要なんかないねん見てみぃあの顔腹たつわぁ」
真子の方を見ると変顔をしてひよ里を見ている真子がいた

『プッ』
私は口を押さえ笑ってしまう

樹「隊長聞こえちゃいますよ」

『大丈夫だよっふっ』
笑いが止まらない

ラ「真子もAが笑い死にしそうだからその辺でやめとけ」
そういって私の方を指差す

平「A！おったんやったらいいや」
変顔をやめ私の方に近づく真子

樹「隊長バレちゃいましたよ」

『しょうがないよっあはは」
思い出し笑いをしてしまう本当に笑い死にしてしまうのではないかと思った

平「そないおもろかったんか？A」
ニヤリと笑いながら私を見てくる真子

『うん。いつもと違って子供っぽくて可愛かった』
笑いながら真子を見ると顔が赤くなる真子

平「アホ、可愛いよりかっこいいの方がええわ」
私の手を引き一緒に一番隊舎の中に入る

樹「相変わらず仲良いよなあの2人、なぁ藍染」

藍「そうだね」