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「俺の名前は守沢千秋！『流星隊』の流星レッドを務めている！」
笑顔の眩しい男の人は守沢さん、というらしい。
ハキハキと威勢のいい声は、きっと忍を呼んでいたさっきの声と同じだろう。
流星レッド、ということはリーダー、なのだろうか？
「南雲鉄虎ッス！担当は流星ブラックで、好きな食べ物はカルビ、将来の夢は漢の中の漢ッス！」
次に自己紹介してくれた南雲さんは、どことなく守沢さんに似ているような感じがした。
黒髪に赤いメッシュってすごく……ヤンキーっぽいけど、案外そうでもないのかもしれない。
……あとカルビが好きなのね。
私もかなりの肉好きなのでちょっと共感した。
「高峯翠、です……えっと、……名前が『翠』だから流星グリーン……って自分で言うのすげえ恥ずかしい……鬱だ……」
言うだけ言ってひとりでに顔を覆ってしまった高峯さん。
今は蹲ってしまっているからはっきりとはわからないけど、この人かなり身長が高い。
……あとすごいイケメン。王子様フェイスって多分こういうことを言うんだろうな。
鬱だ死にたいと物騒なことを繰り返している彼を、「ほらほら、元気出すッスよ〜翠くん」と南雲さんがまるで親のようにあやしていた。
「これで全員自己紹介は……って、あれ？そういえば深海殿は……」
ふと忍がそう言うと、守沢さんが「なに！？」と慌てはじめる。
「ついさっきまで一緒にいたはずなんだが……あ、」
彼の視線の先を追うと、そこには。
「ぷか、ぷか……♪」
「奏汰ぁーーー！！」
思いっきり制服のまま海に浸かっている深海さん？の姿があった。
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