【黒バス】私が、仲間を裏切ったんだ…《裏切り》

29　希望 ページ36

貴「もう、歩けないんですか？」



次は自分の体の自由を奪われるのか……？



そんな仕打ち、ないじゃないか。









先「いいえ、治す方法はありますよ」




―――――へ？




先「ただし、これは君の気持ち次第ということになるけれどね」




貴「私の、気持ち次第…？」



虹「どういうことすか」




先「私の知り合いに、アメリカの病院に勤めている人がいてね、よくプロ選手のリハビリなども兼ねている病院なんだが、そこなら確実に治療が受けられるはずなんだ。
治療費も含めて、資金はこちらが出すという条件で、アメリカに行くのは、どうだい？」



貴「アメリカ……」




そこに行けば、また歩けるようになる…？




貴「確実に……？」




先「治療を受けて、リハビリをすれば、また歩けるようになるし、運動だってみんなと同じようにできるようになるよ」




もう一度、歩けるように……



バスケが、できるように……




貴「行きます、アメリカ」




虹「………！」




先「決まりだね！まあ治療が終わるまでは車椅子生活だから、

補助員も同伴だよ？」




虹「あ、それなら俺補助員になりますよ」



貴「!?」




ええええええ!?




先「き、君が…？」



虹「一応親父が体悪いんで、その介護とかもしてましたから。車椅子くらい大丈夫ですよ。少し早いけど、アメリカ戻ろうとは思ってたしな」



貴「先輩……」





まさか、こんな日が来るとは思ってもいなかった。




虹「なんだ？嫌か？」




貴「いえ全然嫌じゃないですよ!!////」




好きな人が一緒に来てくれて、嫌になるわけがない……!!




虹「じゃあ決まりだな!!(ﾆｶｯ」









先生たちが、温かい目で見ながら、病室を出ていく。



看護婦さんが振り返って、虹村先輩に何やら耳打ちした。



それを真っ赤な顔をして言い返す先輩。





どうしたんだろう？







まあそんなことよりも、アメリカへ行くのが楽しみになってしょうがい私がいる。



ただ治療しに行くだけなのにww









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はい、紫鴛です！

アメリカに飛ぶなんて予定、なかったんですけど…!!

気づいたらこんな展開に!!


これからもどうぞよろしくお願いします！！

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