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16 強がり ページ21

「ヒソヒソ)来たよ、裏切り者」



「あんなこと言ったのに、よく平気で来るよねーww」



「もう頭イカレてんじゃね?ww」




『あの日』を境に、クラスメイトの態度は豹変した。


今までいじめを見て見ぬふりをしていた生徒も、いじめに参加するようになった。



悪口だけならまだしも、殴ったり蹴ったりなどの暴行も、こう人数が増えては私が強がる余裕もなくなる。



私の体は、たった三日間で、再びボロボロになった。






『信じてたのに……!!』





あの日、私にそういったテツヤは、ずっと目を合わそうとしてくれなかった。



って、当たり前か……(苦笑



それに、仮にもし私をまだ信じると言われても、きっと私は拒絶してしまう。






私が皆の前で裏切りを認めたとき、荒川は心底ほっとしているようだった。



わたしは、アイツに負けたんだ……。



女「うわぁ〜、裏切り者と席が近いなんてサイアクー、空気汚れるーww」



一人の生徒が、そう言った。彼女は結構仲がいいクラスメイトだった。



貴「あ、ごめーんwwでもさぁ、あんたの空気の方が汚いから安心しな」




女「なっ…」





これは、私の強がり。


貴「今のあんたの表情、言ってあげる。超ブサイクww」


憎しみで歪んだ顔に、私はそう吐き捨てた。




バシンッ



女「なによっ!ふざけないでよこの裏切り者!!」


私の頬を叩いて、彼女は立ち去って行った。


彼女は、いつも向けてくれた明るい笑顔ではなく、妬みや憎悪や汚い感情が渦巻いたような目で、私を見ていた。




友情なんて薄っぺらい。こういうところで、そう思い知らされる。





  ・ ・ ・




放課後。


バスケ部を辞めた私は、いわゆる帰宅部なので、荷物を持ってそのまま帰ろうと、教室を出た。




帰ろうとはした。けど。





?「おい、葉山」


いきなり、呼ばれた。


振り返ると、そこには


赤、黄、青、緑、紫、桃色。


なんかすんごいデジャヴ……;;


私に話しかけたのは、征十郎率いる、キセキの世代たちだった。









−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


すごく久しぶりのキセキ登場です!

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設定タグ:黒バス , 裏切り , 紫鴛   
作品ジャンル:アニメ
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サクラ(プロフ) - 今書いている作品を1度消して新しい作品を書いてそれを読みたいです… (2018年5月14日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
古川陽香 - 紫鴛さん» もしかして三章消しちゃったんですか?私、もう少し見たかったです。 (2017年4月30日 7時) (レス) id: 8c15756ff0 (このIDを非表示/違反報告)
古川陽香 - 紫鴛さん» あの、黒バスの三章説目の裏切り小説消さないでください、おねがいします、 (2015年10月11日 11時) (レス) id: a8ae865824 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク大好きっ子ちゃん(プロフ) - 絵もうまくて、神作品なのに、私としたことが…気付くのが遅すぎて申し訳ないです…。もう、とにかく、サイコーでっす☆ (2015年1月10日 23時) (レス) id: 69a244a32d (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリ子(プロフ) - 二軍トリオと親子が好きすぎて…!!!シオンさん!これからも頑張って下さい!!!!! (2014年9月25日 6時) (レス) id: 5e1255217b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫鴛 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kiriki/  
作成日時:2014年6月1日 19時

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