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Twelfth ページ13
翌日。
教室に入った直後、司くんが駆け込んできた。
上がった息と解けた靴紐から、彼がそれなりの距離を走ってきたことが分かる。
「どうしたの?司くん」
できるだけ『いつも通り』を装う。
「お、お姉さま…土曜日のことでお話が…」
土曜日、という単語に顔が強張った。
こちらへ、と廊下を歩きだした司くんの背中を無言で追いかける。
着いた先は、中庭に設けられたベンチ。
それに座った彼の隣に、少し隙間を作って座る。
「お姉さま。1限に出られないかもしれませんが、よろしいですか?」
いたずらっ子のような笑みを浮かべて司くんが尋ねる。
もちろん、と頷くと、彼は幸せそうに笑った。
はず、なのに
次の瞬間、
彼の顔は悲しげに歪んだ。
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ナタデココナッツ - すごい良かったです。私の推しは、なずな君なんですがやっぱり司君もいいなと思いました。 (2019年12月17日 11時) (レス) id: a628d8ca2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉーる@あんスタ民 | 作成日時:2015年12月8日 21時