ナイト ページ4
ドルダムとドルディーの門番に会った後、中に入れてもらえた俺はとりあえず庭の方に歩いてみた。
そしたら先ほど森の中で会った、えおえおさんもいた。
「俺の言うとおりにする、じゃないと犯罪者になる」
と俺の顔を横目で見つつ、言った。
犯罪者ってどういうことなんだ?
俺は何もしていない。
「おい、犯罪者ってどういうことなんだ」
俺が問うても答えない。
「……城の中では秘密厳守」
えおえおさんは俺の問いに対して答えらしき答えを言ったようだ。
とりあえず、女王に会え、というのか。
俺のいく先は。
-+-+-+alice-+-+-+-+-+-+
『アリス、其方は今日から我の身を守れ』
女王と会って見たが、まさか身を守れ、とかわけ分からない。
さっき裏の方で聞こえたのだがアリスはこれで10人目らしい。
つまり、使い捨てのようだ。
死ぬまで俺はここまでいるってことなのか?
俺は。
「おい、聞こえてるのか」
えおえおさんと一緒にいたことを忘れ、一人で適当に歩いていたようだ。
「あ、なんでした?」
えおえおさんに聞くと、突然腕を掴まれ、庭に連れて行かれた。
「…お茶会だ」
庭には幾つものテーブルがあり、ハーブティーやらアフタヌーンティーやら色々置いてあった。
俺の嫌いな物ばかり。
ラッキー紅茶
バイカル
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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時