[テニプリ]逆ハー？ああ、あちらに存在するで。見て見ぃ？...パート2！やで。

42話 ページ8

周りの痛い視線を無視しながら

資料に目を通す...はずだった。

澪「...なんやですか。」

おっと、関西弁と敬語が混じった。

...ようある事なんできにせーへんけど。

因みに今は資料を持っていない左腕を

捕まれ、呼び止められたわ。

？「...あの、そ...の」

用があったから呼んだんやろ。

はよぅ言ってくれへんかなぁ...

ウチに話かけた...というより、

ウチを引き留めたのはとても可愛らしい女の子や。

その気になれば歌って踊れるアイドルにだって

なれそうな感じやな。

その子は決心した様に、ウチに向かって話し出した。

...言いにくい事なんやろか？

？「あ、あのね！...テニス部マネージャー、

頑張ってね...」

...え、これだけ？

なんや、拍子抜けやなぁ...

澪「うん、ありがとうな。お嬢ちゃんも

部活、気張りや？」

？「...え？」

澪「はぁ？」

？「お、忍足先輩に似てる...」

愕然とウチを見とるクラスメート。

ま、そりゃ親戚やから当たり前っちゅーたら

当たり前なんやけど...

そんな事を言ってなんになる。

わざわざ言うバカがあるか。

ウチは隠しとる訳やないし、

別に何も言ってないだけで聞かれてへんからな？

口出しはしぃひん。

どーぞ勝手に噂でも何でも流しやがれ。

クラスメート「...井辻さんって、何者？」

澪「うーん...化け物？」

鳳「え、死んでたの？」

澪「え、生きてるよ？」

失礼な奴らやなー...ウチ、ちゃんと足あるやろーが。

クラスメート「え、じゃあさ...忍足先輩と井辻さんって、

恋人？」

澪「え、やだよ？あんな奴の恋人なんか死んでも願い下げや。

ちゅーかアイツとは親戚。ただの親戚や。

...やから、同じ家に住んどるんやでー？」

クルッと後ろを向いて、ミーハー(？)に近い

噂好きな女の子達に向き合った。

あ、やっぱ図星なんやな。

キーンコーンカーンコーン...

あ、チャイムもちょうどええところで

鳴った訳やし。

解散ー。

まーよく変わり者って言われたり

変人とか色々、評価は受けて来たんやけど...

関西の人って偏屈な人多いからなぁ。

勘弁してやー

ーーーーー
クラスメートさんが何者？

と聞いた時、化け物？

と答えでしたが、彼女は陸上競技で

化け物、とまで言われた凄い人で、よく

“ 化け物染みた足 „

“ 化け物染みた才能 ”

とか、化け物とよく言われたので、

反射的に化け物と答えてしまったのです。

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