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どうでもいい事に限ってなかなか忘れない ページ12







『ハァ・・・ハァ・・・』



ガラガラ!!



『銀時・・・!』



神楽「A・・・」



銀時が事故を起こし病院に運ばれたと新八たちから聞いたAは、息を切らして部屋に入った



『銀時、よかった・・・無事で・・・』



Aは涙をためながらそう言った



銀時「あの・・・、すみません。あなたはどなたですか?」



『・・・・・・え』



新八「Aさん・・・」



『先生、銀時はどういう状態なんですか・・・』



医者「ケガはどうってことないんだが、頭を強く打ったみたいでね。その拍子に記憶も飛んでしまったみたいだ。」



『治るんですか・・・?』



医者「人間の記憶は木の枝のように複雑に絡み合ってできている。その枝の1本でもざわめかせれば、他の枝も徐々に動き始めていきますよ。
まぁ、焦らず気長に見ていきましょう」


そう言われ、Aたちは銀時を連れて万事屋へ向かった



神楽「銀ちゃん、ホントに何も覚えてないアルか?Aの事さえも忘れちゃったアルか?」



そう言われ、銀時はAの顔を見つめる



銀時「すみません・・・」



新八「Aさんは銀さんの彼女だったんです!銀さんはAさんに気持ち悪いぐらいベタ惚れで、誰よりも大切にしてたんですよ!」



銀時「そ、そうだったんですね・・・。こんな綺麗な人と僕が付き合っていたなんて」



そう言う銀時は顔を赤くしてAを見た



銀時「その・・・Aさん、直ぐにとは言えませんが、絶対に思い出してみせるので、その・・・もう少しだけ待っててくれませんか!」



銀時はAの両手を掴み、真剣な目でAを見た



『銀時・・・』


そう言われたAは銀時に笑顔を向けた。


でも その笑顔はどこか悲しそうだった・・・

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ますしん - 続きが楽しみです!更新待ってます!! (7月20日 10時) (レス) @page11 id: 4f68107129 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2023年7月2日 11時

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