会議勃発 ページ35
魔王城へと戻り、一同がテーブルを囲む。
｢それでは、第152回魔王城会議を始めます。静粛に｣
厳かな雰囲気でそう告げたオシストを皮切りに、今まで騒がしかった一同が黙ってマールドに注目する。
｢今回の議題は当然、さっき起こった異変、巨大なブラッドゴーレムと思わしき魔物についてだ。｣
マールドの口から、今回の一件の概要が語られる。
あの場に居合わせなかった者も飲み込めるように、細やかかつ分かりやすく纏めて説明された。
｢…そして今回、オシストによれば初期は地中にいたらしい。これについて何かあるか？｣
｢地下、か…｣
ややざわざわとし話し合う一同の中、リーファが手を上げた。
｢私の記憶では、の話ですが…｣
｢おうリーファ、何か情報があるんだな？｣
｢はい。出現したというエリア、地下に大迷宮があったはずです｣
｢へぇ、大迷宮｣
リーファは知っている程度でまだ行ったことはないようだが、そこそこ有名な話のようである。
｢あー、それは多分ホントと捉えていいと思うよ〜｣
そう言って手を上げたのはフール。
｢フール？｣
｢うん、さっきあそこ壊したときの手応えがね〜あそこは絶対なんかあったよ〜｣
｢そうか…｣
少し考えたマールド。
そうして一つの結論を出した。
｢…よし、一週間後に空いているメンバーで調査に行くぞ｣
｢｢｢｢了解！｣｣｣｣
その大迷宮の調査。
丁度いい機会だ、行おうと意気込む一同だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロロフィル＠リーフィア狂/あるりーす(プロフ) - 朱欄さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: c1253398fc (このIDを非表示/違反報告)
朱欄(プロフ) - Banana is Kami(作品最高です!キャラデザがすごく好きです!特にワイドちゃんがかわいい←あ、星押しときますn(() (2023年1月14日 20時) (レス) @page3 id: efb6a7397d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ：http
作成日時：2022年12月29日 21時
