8話 ページ9
私たちはとりあえずカフェに入って話をすることになった。
正面に座る黒子くんにドキドキしてなかなか顔をあげられない…
黄「この子、同じ学校の雨月さん。」
「あ、雨月Aです。はじめまして…」
黒「はじめまして、誠凛高校1年の黒子テツヤです。」
火「火神大我だ。」
…今更だけど、男の子3人に私一人ってハードル高すぎて変に緊張する…
黒「黄瀬くんから話は聞いていましたが、女の子だったんですね。すいません、てっきり男の子かと…」
え!王子!!
黄「言わなかったのは悪かったッスけど、二人、気が合いそうだったんで!」
「えっと、黒子…くん。ごめんなさい、男の子じゃなくて。」
黒「いえ、謝るのは僕のほうです。それに、男の子でも女の子でも、友達ができるのは嬉しいので。」
黒子くん、やっぱり優しい…
火「なあ、雨月だっけ?なんでコイツと友達になりたいんだ?影薄いし、特におしゃべり好きなわけでもねえのに。」
う!!そこ聞かれるのは痛い…
確かに、いきなり知らない異性から友達になりたいとか言われたら変に思うよね。
黒「火神くん、地味に傷つきます。」
黄「もー、火神っち直球すぎ!女の子には優しく、にこやかに!」
火「あ?お前みたいにはこっ恥ずかしくてできるわけねえだろ。」
「えと、この前、王じ…あ、黄瀬くんと一緒にいるとこをたまたま見かけて。そしたら、本が好きって聞こえてきたんです。
私も本好きだし、黒子くんの雰囲気とか不思議で気になって。」
嘘は言ってないよね!!
黒「雨月さんも本が好きなんですか。それは、共通の趣味の友達ができて嬉しいです。」
ちょっと微笑んで黒子くんがそう言ってくれた。
嬉しくて、思わず私も少し頬がゆるむ。
黄「雨月さん、黒子っちってバスケしてるとき別人みたいに凛々しくなるんスよ!めっちゃかっこいいんス!」
「そうなんだ!見てみたいな…」
黒「黄瀬くんにかっこいいと言われてもなんか複雑です。
雨月さんは、何部なんですか?」
「文芸部です。バスケ部とかと比べると、やっぱり地味ですかね…」
黒「そんなことないです。僕もバスケ部じゃなかったら文芸部に入ってると思います。
いろんなジャンルの本に触れたくて、図書委員もやってるので。」
「え、私も図書委員です!一緒ですね!」
やば、テンション上がりすぎたっ
でも、黒子くんとの共通点があって嬉しい…!
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ァパ - 良い (2017年3月11日 9時) (レス) id: 949a1faf67 (このIDを非表示/違反報告)
菊毬 - 逆ハー系の小説をよく読むんですが、こういう片想い系もキュンキュンして大好きです!更新待ってます! (2016年4月9日 16時) (レス) id: 56f581a616 (このIDを非表示/違反報告)
脳傷爆発ガール - タイプがテツくんなので、この小説ドストライクです!!!これからも頑張ってください! (2016年3月21日 21時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
侑莉子(プロフ) - ケータイとパソコンでIDが違いますが、同一人物です。 (2016年3月16日 0時) (レス) id: c939cf2e6f (このIDを非表示/違反報告)
侑莉子(プロフ) - ココ咲きさん» ありがとうございます!私のタイプがテツくんなので、この小説は妄想です(笑)共感してもらえると嬉しいです! (2016年3月16日 0時) (レス) id: c939cf2e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:侑莉子 | 作成日時:2016年2月22日 22時