偏差値低めのJKに大正時代は無いって【鬼滅の刃】

第二十六話　「ぽい」 ページ26

獪岳「そもそも俺とお前じゃ呼吸が違うんだ。教えられる訳がねぇ。」

「え、呼吸って違いとかあるの？」

獪岳「全集中の呼吸は、炎、風、岩、雷、水が基本の5つの呼吸で、そこから派生したもの、独自で編み出した呼吸が存在すんだよ。」

「なるほどそんなにあったんだ……ちな獪岳は何の呼吸使ってんの？」


何のリップ使ってんの？と好みの発色をした口紅をつけてる子を見つけた時みたいなノリで聞いてみたら、彼は顰め面をしながら答えた。


獪岳「……雷」

「へぇ〜雷か！ぽいぽい、確かに雷っぽいかも！」


でも岩みもあるよね、今岩乗ってるし表情硬いしとか言ったら怒られるかな。


獪岳「別にそんなの関係ねぇよ。大体は育手に教えられた呼吸が使えるようになるだけだ。」

「まじ？じゃあ私、梅子さんと同じ呼吸ってことじゃん。でも梅子さんが使える呼吸とか全然知らないや……獪岳知ってる？」

獪岳「んなの当たり前だろ。」



私の問いかけに、獪岳は知ってるのが当然かのように答える。



獪岳「梅子さんが使うのは、独自で編み出した呼吸

命(みこと)の呼吸だ。」

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