偏差値低めのJKに大正時代は無いって【鬼滅の刃】

第二十五話　「教えて」 ページ25

「てか獪岳って物知りだね。絶対頭良いでしょ。」

獪岳「あ？」


私は獪岳から倒れた木に生っていた桃を投げ渡され
残った根元部分を背中に座って食べていた。

ちなみに獪岳は目の前にある岩の上で食べてる。

私が倒した木の桃を二人で食べてる絵面がちで面白いからみんなに見てほしいし、正直何この桃くそうめぇって感じでかなり美味しく頂いている。


「さっきの指摘もめちゃめちゃ正確だったし、短い時間で分かりやすく説明出来るの普通に尊敬なんだが」


私は人に説明する時とかどうしても長文になっちゃうし他人に的確な指摘なんてあまり出来ないから凄いと思った。

その気持ちを素直に言葉にすると獪岳は、少し間を空けてそっぽ向いてしまった。

私はそんな彼にお構い無しに話しかけていく。


「あ！ねぇねぇさっきの呼吸ってやつさ、獪岳も使えたりするの？」

獪岳「……まぁ。」

「まじ！！えじゃあ、梅子さん戻ってくるまでちょっと教えて貰いたいんだけど…」

獪岳「無理に決まってんだろ。」


私が申し訳なさそうに頼んだのにも関わらず、彼はぶっきらぼうに無理だと言い放った。

正面向かれて拒否られると流石に傷付く。

えぇ何で！意地悪っ！！と私は抗議するが、彼に鋭い目付きを向けられた瞬間に言葉を慎んだ。こわ。

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