検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:7,261 hit

魔法63「希望」 ページ26

Aside


目が覚めるとそこはマミさんの家だった



おそらくこれも魔法の力なのだろうと思った



目の前にはマミさんとカナタくんがいた






『……お久しぶりですマミさん…カナタくん』


カ『覚悟…決まったんだな』


『うん…』


マ『…潮田さん、本当にこれでいいの?

この願いが叶えば貴方は異空間で
永遠に魔女と戦い続けることになる

ただ魔女を消すためだけの概念に
成り果ててしまうのよ?

そうすれば貴方は貴方という個体を
保てなくなるわ』


『はい…いいんです、そのつもりですから

…私、希望を抱くのが間違いだなんて言われたら
そんなのは間違いだって言い切れます

きっといつまでも言い張れます』


マ『潮田さんらしいわね…』


カ『いいんじゃねーか?
これしかないって思ったんだろ?
だったら後はそれを信じて前に進め!!』


『ありがとうカナタくん』


マ『なら…預かってたものを返さないとね…』




そう言ってマミさんは私に
前に描いたノートを渡した

このノートは私がマミさんと出会ったときに
こんな魔法少女になりたいと
描いたノートだった


マミさんが亡くなってすぐ
私はこれをマミさんの家に起きに行った





『あははっ…今返されると
凄く恥ずかしいですね///』


マ『ふふっ…潮田さん
貴方は希望を叶えるんじゃない

貴方自身が希望になるの

私達、魔法少女や魔法少年の希望に』


『はい…』











 





























パァァァァ

私は魔法少女へと変身した



「…………」





手に握っていた弓を
ワルプルギスめがけて構える


すると先に着いていた蕾が花を咲かし
水色の炎が弓からあがる



ゆっくりと空に向けて弓を放つ



すると大きな魔法陣の方な物が浮き上がり
そこから何千本もの
水色の炎をまとった矢が飛んでいく



そのまま矢はワルプルギスを撃ち抜いていく

その矢でワルプルギスが見にまとっていた
ドレスは破れ最後は大きな歯車だけが残った





「…もう大丈夫だよ…そんな姿になる前に
貴方は私が受け止めてあげるから…」




私が歯車に手を差し出すと歯車は
物凄い爆風とともに消えていった

魔法64「背負う呪いの量」→←魔法62「私の祈り、願い」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年7月24日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。