魔法３５「アナのためなら」 ページ38
Aside
「アナ…どこにいるの？」
私は今日もアナを探していた
ずっと学校に来ないから
ノゾミも心配していた
アナのお父さんに話を聞くと
アナは最近家にいることも
少なくなったらしい
夜になると部屋は抜け殻で誰もいないらしい
「…どうして…こんなことに」
キュゥ『キミも僕を恨んでいるのかい？』
影からキュゥべえが出てきた
「……キュゥべえ…あなたをうらめば
アナを元に戻してくれる？」
キュゥ『それは僕には無理だ』
「…そう…ねぇ、いつか言ってた
私がすごい魔法少女になるって
あれは本当なの？」
キュゥ『すごいなんてのは控えめな表現だ
キミが望めば万能の神にだってなれるよ』
万能の…神
「あなたと契約すれば、アナを元に戻せる？」
『その程度造作もないだろうね
…キミにとってそれは魂に値するものかい？』
「アナのためならいいよ…私、魔法少女に…っ」
バンッバンッ
キュゥべえの体が蜂の巣状態になった
「…っ！」
ガシャン
重たい鉛が落ちるような音がした
私はその音がした方を振り向く
そこには一本の銃が落ちていて
そして一人の少年の姿があった
「…ランス…くん」
ラ「はぁ…はぁ…」
「ひどいよ…何も…殺さなくてもっ…」
ラ「…っどうしてお前はいつもそうなんだ！
何もできないとか、意味がないとか
勝手に自分を粗末にするな！」
ランスはゆっくり私の方に近づき
私の肩に量手をのせて叫ぶ
ラ「お前を失えばそれを悲しむ人がいるって
どうしてわからないんだ！
お前を守るうとしてた人は…どうなるんだ！」
そう言ってランスくんはその場に
膝から崩れ落ちた
「…っえ？！」
バッ
私の脳裏に見たことない風景と
ランスくんの姿が浮かび上がる
「…私達はどこかで…会ったことがあるの？」
ラ「…それはっ」
「…ごめんね…私、アナを探さないと」
ラ「待て、桜木アナはもう…」
「…ごめんね」
私はその場を走ってあとにする
ラ「待ってくれ！」
最後にそう聞こえた気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
堕天使ルビィ - やっと前編終わった！ここから後編に行きます！まどマギは始めから面白いけど後半がもう内容深いからね。それを頑張って皆さんに伝えられるようこれからも頑張って書いていきます！ (2018年7月22日 21時) (
レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - はるかさん、ありがとうございます。了解しました。 (2018年4月22日 21時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - リクエストなんてすが、まどマギとパズクロでハロウィンお願いします！ (2018年4月22日 19時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルト* | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月22日 23時
