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魔法34「呪い」 ページ37

Aside


あれから数日経った

アナはあの日から学校に来なくなった

電話もメールも繋がらない


「…アナ」


今日の天気はあの夜と同じ大雨だ

まるで私達を絶望で吞み込むように
黒い雲が空を包んで雨を降らす


どうしてかはわからない
だけど行かなきゃ行けないという感情が
私の中に芽生えた


気がつけば私はアナを探しに家を出た




アナside


私は最近学校にも行ってない


もう私には何をやるべきなのか
どうすべきなのかわからなくなった


一体私は何のために魔女を倒してるんだろ

この世界は守る価値なんてあるのかな?


誰か教えてよ!でないと…私…っ


ア「…“あいつ“の言った通りだ」



私は一人雨の中屋根のある電車のホームで
黒く濁りきったソウルジェムを
見つめながら座っていた





カナタside


俺は今ランスの家にいる


ラ「これがワルプルギスの出現予測範囲」


そう言って地図を広げる


カ「…根拠は何だ?」


ラ「統計だ」


カ「…以前にもこの街にワルプルギスが
出たなんて聞いてないけど」


ラ「………」


黙るのかよ?!
こいつ本当に表情がつかめない…ってか
思考がつかめないな


カ「…お互い信用しろとか
言える柄でもないけどさ

もう少しでの打ち所を
見せてくれてもいいんじゃないか?」


キュゥ『それは僕からもお願いしたいね』


いきなりキュゥべえが影から出てきた

俺はとっさにソウルジェムから
槍を出して奴に向ける


カ「テメェ!どのツラ下げてで出来上がった」


キュゥ『やれやれ…招かれざる客ってわけか
今回は君たちにとって有力な情報を
持ってきたんだけどな』


有力な情報?


キュゥ『桜木 アナのソウルジェムの
消耗が予想以上に早い
早めに手を打った方がいいよ
厄介なことになるからね』


カ「どういうことだ?」


キュゥ『僕じゃなくて彼に聞きなよ
君ならもうすでに知ってるんじゃないかな?
蒼井 ランス…』


ラ「………」


キュゥ『やっぱりね…君は…』


ラ「聞くだけのことは聞いた、早く消えろ」


ランスにそう言われたキュゥべえは
また闇の中に消えていった


カ「ほっとくのかよ」


ラ「あれを殺したってどうにもならない」


カ「それよりも桜木 アナだ
あいつの言ってた厄介ごとって?」


ラ「桜木 アナはソウルジェムに
呪いを溜め込みすぎた
それだけじゃない…
やつ自信が呪いを産み始めた」


それ以上ランスは何も言わなかった

魔法35「アナのためなら」→←魔法33「傷つけた」



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堕天使ルビィ - やっと前編終わった!ここから後編に行きます!まどマギは始めから面白いけど後半がもう内容深いからね。それを頑張って皆さんに伝えられるようこれからも頑張って書いていきます! (2018年7月22日 21時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - はるかさん、ありがとうございます。了解しました。 (2018年4月22日 21時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - リクエストなんてすが、まどマギとパズクロでハロウィンお願いします! (2018年4月22日 19時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月22日 23時

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