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魔法30「今更伝えられないよ」 ページ33

Aside



あれから何日か経ってエースくんは
学校に復帰した

アナも休まずに学校に来るようになった


休んでる間何かあったのか聞いたけど
アナは「Aは気にしなくていいよ」と
そればかりだった


今日はアナはノゾミと二人で帰った


どうしても二人だけで話がしたいと
ノゾミに頼まれたので
私は一人でいつもの帰り道を歩いていた





アナside


私はノゾミに相談があると言われて
いつものデパートのフードコートに
寄り道していた

ア「で?ノゾミ、私と話したいことって何?」

ノ「はっきり申し上げます
私、大空ノゾミは神咲エース君のことを
お慕いしておりました」

ア「え?」


あまりの突然のノゾミの告白に私は
言葉を失った

聞くとノゾミがエースを好きになったのは
初めてバイオリンを弾いてるところを
見たときらしい


ノゾミはもう自分の気持ちに
嘘はつきたくないと言った

そして明日エースに告白すると
 
一日だけ考える時間を差し上げます
ですから考えてみてください
神咲君に気持ちを伝えるべきかどうか

ノゾミは最後にそう言って帰っていった


ア「……簡単に言わないでよ
今更伝えられるわけないじゃん」





Aside

アナが心配になって私は
いつも通りアナの家の前で待っていた

ガチャ
扉が開いてアナが出てきた

キュウベえはアナの隣を歩いていた

家から出て来たアナの顔は
いつもの明るく元気なアナではなかった

暗く…何かを悩んでいる顔だった


「…アナ?」

ア「…A」

「何か…あったの?」

しばらく黙っていたアナだったが
やっと口を開いた

ア「………っ私…どうしたらいいの」

「え?」

ア「ノゾミにエースを取られちゃうよ〜」

アナは急に泣き出した

「アナ」


私はアナを抱きしめた

アナは何があったか話し始めた


ノゾミがエースくんを好きなこと
明日告白すること
アナに一日だけ時間をくれたこと

だけど自分は告白なんて出来ないと


だって自分はもうすでに死んでいるから
ゾンビだから…そう言って泣きわめいた


私はただそんなアナを
抱きしめることしか出来なかった

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堕天使ルビィ - やっと前編終わった!ここから後編に行きます!まどマギは始めから面白いけど後半がもう内容深いからね。それを頑張って皆さんに伝えられるようこれからも頑張って書いていきます! (2018年7月22日 21時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - はるかさん、ありがとうございます。了解しました。 (2018年4月22日 21時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - リクエストなんてすが、まどマギとパズクロでハロウィンお願いします! (2018年4月22日 19時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月22日 23時

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