魔法少女と魔法少年・前編【パズドラクロス】

魔法２４「気にいらねぇ」 ページ27

カナタside

アナに会う数時間前

俺は今近所のゲーセンで遊んでる

コツコツ

ラ「…………｣

昨日の男が俺の後ろにたってる
ちなみに俺は今ダンスゲームをしている

カ「よぉ…ランスだったっね？
なんのようだよ｣

ラ「この町をお前に預けたい
魔法少年や魔法少女にはお前のような奴が
ふさわしい
桜木 アナはふさわしくない｣

カ「…もとよりそのつもりだけど
そのアナって奴はどうすんだ？
ほっといたらまたつっかかって来るぜ？｣

ラ「なるべく穏便に済ませたい
俺が対処するからお前は手を出すな｣

カ「……まだ感じんなこと聞いてないな｣

ラ「？｣

カ「お前……何者だ？｣

ラ「………………｣

ランスの顔色が少し変わった気がした

カ「何が狙いだ｣

ラ「…………二週間後
この町に"ワルプルギスの夜"が来る｣

カ「なっ！！！｣

ワル…プルギスの……夜……だと

カ「なぜわかる｣

ラ「それは言えない…だがそいつさえ倒せたら
俺はこの町を出ていく
後はお前の好きにすればいい｣

ワルプルギスの夜……か
一人では苦しいがこいつとなら
倒せるかもしれないな……悪い話じゃないな

カ「その話乗ってやるよ｣

ラ「そうか……話は終わりだまた連絡する｣

カ「はっ！？おい！｣

そう言い残しランスはさっていった

カ「変な奴｣

しかしアナ…か…
少し興味があるな

カ「少しからかってやるとするか｣

そのあと俺はキュゥベェからあいつが
魔法少女になった理由を聞き出した

キュゥ『僕が話せるのはここまで』

カ「やっぱりくだらねぇ奴だな
あのアナって奴｣

人のために奇跡なんか使っても
何にもなんねぇのに

カ「…やっぱり気に入らねぇ｣

俺はそのままあいつのところに向かった

そうしてあいつと喧嘩になり
今こうして人目のつかないところで
昨日の決着をつけることになった


カ「ここなら人目を気にせずにすむだろう
さぁ派手にやろうぜ｣

ア「絶対に負けない｣

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