帝統が拾った女の話

ヤクザさん ページ19

帝統side







いつもは俺らが起きたタイミングで

適当に乱数の事務所に行ってたが

今日は珍しく電話で叩き起された。




乱数「だっいすぅー！

今日はAのこと、

左馬刻に会わせたいから

9時には事務所にいるようにしてー！」



帝統「あー？なんだよ、急に。

つか、ヨコハマのヤクザだろ？

Aが怖がんねーか？」




乱数「そー思って今まで合わせてなかったんだけど、

いい加減会わせろってうるさいし〜。

それに！最近の話聞いてると、

少しは帝統離れ出来てきてるみたいだし！



Aは、警戒心は強いけど、

あんまり人を怖がることは今までなかったから

大丈夫かなーって！

それに、いざとなったら帝統がいるでしょ！」




帝統「…わかった。

けど、もし怖がったり、危なそうだったら

すぐ帰ってもらうぞ。」



乱数「うんうん、わかったよー！

じゃー今日も可愛い服用意して待ってるねー！」






ふぅ



帝統「A、起きろ。


乱数のところ行くぞー。


幻太郎、Aの分だけでも

朝飯用意してくんねーか？」









幻太郎「…ん。おはようございます。

どうせなので皆で食べましょう。」









帝統「幻太郎、朝飯急がして悪かったな。


A、行くぞ。」









ｶﾞﾁｬｯ


帝統「乱数〜。

来たぞー。」





乱数「はいはーい！

二人ともおはよ！


それじゃ、A、

急いで着替えよーね！」



帝統「乱数、毎度あんがとな。」



乱数「全然！大丈夫だよー！

Aが僕の服きてくれるの嬉しいし！」









乱数「うんっ！今日も可愛い！

だいすー！おまたせー！」







帝統「おぅ。ん？今日なんか気合い入ってね？」







乱数「左馬刻ね〜、

Aの話したら、完全に子供みたいなの想像してるらしくって！

だから、Aは美人さんだってこと

ちゃーんと教えてあげようと思って！」




帝統「あー、なるほどな。

まぁ、似合ってるし、いいんじゃねーか？」







ｶﾞﾁｬｯ



？？「よー乱数ー。来てやったぞー。」

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