【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ40)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:387,981 hit

３９ページ40

―――主 side

指先をスッと斬ってみる…が、傷１つ付かない

このナイフに殺傷能力は皆無だと分かる。ならば、一体何に使えるというのか

徹底的に調べる為、次に取った行動は自身のマジカルペンを傷付けてみる事だった

授業で使用した際にほんの少し『ブロット』が出来ている

魔法石にナイフの先端を付けてみれば、そのブロットがだんだん薄くなり最終的には消えてしまい魔法石が綺麗になっていた

カ「消えた！？」

ジャ「なるほど…、ブロットを消す事が出来るナイフなのか」

カ「それ凄くないか！？」

主「……」

何故これがナファール家に代々伝わってきたのかを理解した

ブロットを消す事が出来るこのナイフが奪われれば、それを悪用しようという奴は沢山居る筈だ

だからこそ、これは『当主』になった俺に親父が贈った物だったんだな

肌身離さず持っておいた方が良さそうだ…誰にも奪われる訳にはいかない

まぁ、俺から奪えるの者は誰も居ないだろうが

主「よし、これは大事に持っていた方がいいな」

ジャ「誰かに奪われたら元も子もない」

カ「でも、ナツメから奪える奴って居るのか？」

主・ジャ「「居ないな/居ないだろうな(即答)」」←

カ「息ピッタリだな！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿

ーーー『翌朝』

親父から貰ったナイフを懐に忍ばせ、常に持ち歩く事に決めた

制服に着替え、毎晩寝る前に鋭く磨いてる様々な種類のナイフを両腕、両足、足裏(靴裏)、腰、懐、服のあちこちにもナイフ専用のホルダーがある

学園長と話し合い特注で作ってもらったものだ

ーーーコンコンッ

主「この気配はジャミルか」

ーーーガチャッ

主「おはよジャミル」

ジャ「ああ、おはようナツメ」

主「どうかしたのか？」

ジャ「これから朝食を作るんだが、何か食べたい物はあるか？」

主「ん〜、オムライス」

ジャ「オムライスか、分かった」

主「楽しみしてる(なで)」

ジャ「ん…、(ギュッ)」

主「ははっ、可愛いなぁ」

くそぅ…、朝からジャミルに擦り寄られる身からすればめちゃくちゃ可愛くて辛いぜ

あ"〜〜ッ……可愛い(真顔)←

存分にジャミルに癒されたので、満足した

ジャミルが朝食を作りに行ったなら、俺はカリムを起こしに行く

NEXT