【す.と.ぷ.り】家政婦始めたら、問題児しかいませんでした ３！

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さ「失礼しました。」


「キャアアアアアアアアアア」


音楽室の隅から隅まで響き渡る。


本当に、うるさいな…。


『じゃあ、部活頑張ってね。』


それだけ言って、音楽室に戻ろうとした。


さ「なんかあったらすぐ叫べ。飛んでくる。」


さとみに手を引かれ、耳元でささやかれる。


『飛ぶことなんてできないよ…笑』


こ「僕らは陸上部のエースだからな。一瞬で来れるでしょ？」


『そういう…？』


ジ「じゃあAも部活頑張れ！ほな、行くか。」


３人が見えなくなるまで手を振った。


…………さあ、みんなの態度は


「なんなのあいつ。マジきもい。」


なんでこんな時に彩たち、お休みなんだろ。


私の唯一の友達もいない中で、、


『せ、先輩、もうそろそろ練習再開しましょ！休憩結構しましたよ！』


とりあえず早く自分の世界に入りたい。


「は？まだいいでしょ。先生も今日来れないみたいだし。」


いつも優しい先輩の顔はとてもこわかった。


せ、先輩も……なの？


『わ、わかりました。』


私は自分の愛用のフルートを持ち、一人で練習を始めた。


はー全然うまくできない。


こんなんじゃ、るぅとくんたちに越されちゃうよ。

×××××××××

ななもりside


「やっぱ、ななもりくんって絵うまいね。」


な「えへへ、ありがと。」


果てしなく続く海と、果てしなく続く空。


このキャンバスには俺の気持ちが詰まっている。


……俺は、美術部の部長だ。


部員のみんなは一人一人自分の思うものを、一生懸命描いている。


俺はもうすぐで部活を卒業しちゃうけど


こんな素晴らしい光景がずっと続いてほしいな。


「校内にいる生徒に連絡します。あと１５分で完全下校時間となります。繰り返します」


もう完全下校か。


絵をかいてると、時間がたつのって早いな。


な「じゃあそろそろ終わりにしよっか。」


「はーい！」


帰って、この絵の続きをしよう。


鞄に荷物を詰め込んで、教室を出る。


部員が全員出たことを確認し、鍵をかけ、職員室に寄る。


な「あれ、みんな？どうしてここに。」


さ「あ、なーくん！実は、先生に紙を取りに行くように頼まれて笑」


な「そういうことか。大変だね。」


ジェルくんところんもさとみくんと一緒に紙をまとめていた。


ジ「なーくんは、どうしたん？」


な「あ、美術室の鍵を返しに来ただけ。」


こ「あ、なら今日はみんなで帰ろ！」


ジ「お、久しぶりにええな！」


凄い久しぶりだな

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