【す.と.ぷ.り】家政婦始めたら、問題児しかいませんでした ３！

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「校内にいる生徒に連絡します。あと１５分で完全下校時間となります。繰り返します」


あ、もう完全下校か。


やったこの気まずい雰囲気から解放される！


「じゃあ、みんなで各自で帰っていいよー。おつかれ〜。」


部長がそう言うと、みんな帰るしたくをし始める。


「お疲れ様でした〜。」


「ねえねえ、さとみくんたち探しに行かない？」


「今日一緒に帰れるか誘ってみようよ。」


「あんなブスとは帰りたくないでしょ。」


「あはは、確かに笑」


音楽室を出ていく人達の声はやたら大きく聞こえた。


…お前らが誘ったって、きっと一緒に帰らないよ


そんなことを思いながら、私は自分のしたくを終わらせ、教室を飛び出した。


こんな時は早く帰って、テレビ占領して、アニメ見まくるし！！


廊下をずっと走っていたが、職員室のところはちゃんと歩いた。


先生に見られたら怒られそうだし…。


「あ、なら今日はみんなで帰ろ！」


「お、久しぶりにええな！」


職員室の扉の向こうから聞こえる、聞き覚えのある声。


も、もしかして。


『…やっぱり。』


目の前にいたのは、さっき一緒に喋っていたエース３人組。


な「あ、Aちゃんも一緒に帰ろ！」


何故かなーくんも一緒にいた。


『あれ、なーくんも部活終わったの？』


な「うん、ちょうど。職員室寄ったら、みんながいたからさ。」


『そうだったんだ。』


なんか全員いると、ほっとする…。


先「なに、職員室で話してるの！用が終わったなら、出なさい！」


先生が私たちの前に立って、叱ってきた。


全「ごめんなさい！！」


私たちは慌てて職員室を出た。


こ「び、びっくりしたー。」


さ「そりゃあ、怒られるわな笑」


笑い事じゃ無くね！？


「でさ…って、さとみくんじゃん！」


聞きたくない女たちの声がすぐ後ろから聞こえた。


げっ…さっきの子たちじゃん。


な「さとみくんのこと呼んでるんじゃない？」


さ「…。」


さとみの顔が一気に機嫌悪くなった。


さっきのことがあるもんね。


突然女たちがこっちに入ってきて、私のことをドンッと押した。


『痛っ』


私の声には見向きもせず、女たちはさとみに向かって大きな声で叫んだ。


「あの、今日一緒に帰れますか！？」


長い髪にリボンを付けた、誰もが美少女と言いそうな女。


こ「お、お前、今Aのこｔ…うっやめて！」


ころんが女に何かを言おうとしたが、さとみが口をふさぐ。


さ「ごめん、無理。」

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