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いよいよ ページ1
三人は今、城壁のまわりにある茂みに身を潜めていた。
幸)「見張りはどうでござるか？」
気になると言った様子で下に居る人の事を忘れ、つい押し潰してしまっていた。
佐)「い、痛い痛い痛い！大将！間詰めすぎだって！」
幸)「す、すまない佐助っ、何だか胸が高鳴ってしまって・・・」
佐)「はいはい・・・わかってるよ、でも失敗は出来ないからね？」
幸)「うむ！」
石)「私はこっちで良かったのか・・・？」
前に二人、後ろに一人と言ったところだ。
そこまで狭いというわけではないのに、何故か二人は同じ場所から城を見ようとする。
佐)「一番最初にAちゃんを目にするのは東の大将だろうけど、助けるのはアンタだから安心していいんじゃない？」
幸)「A殿が居たら、孫市殿から連絡がくるでござる」
佐)「銃声が一回で外れ、二回で当たり・・・」
石)「・・・・・・A」
合図の話をよく聞かずに、Aの無事を願っていた。
佐)「・・・・アンタも、冷静さを失わないようにね？」
不意に話かけられたが、応援をしているという事はすぐに理解出来た。
石)「フッ、努力はする」
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作者名：おもち | 作成日時：2014年4月12日 20時
