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夏目side
本当に、今でも困らせられている
幼稚園生の頃とは全然違って、素直じゃないし
泣きたいときに強がって我慢するし
ボクに『幼馴染みだから、仕方なく仲良くしてるだけ！』なんて言いながら、土日は必ず遊びに来るし
‥‥全く、矛盾してるんだよ、いつもいつも
なのに、ボクは君のことが気になって
ふとした時に、なにしてるのかなって考えて
いつだって、Aの笑顔が見たくて
気付いたらもう
「こんなに好きになってた」
ほら、好きって言うだけでまた意識してる
本当は、幼稚園生の頃から、ずっと好きだった
言えずにずるずる引きずって、ボクが引っ越したりAが違う学校に行ったり
Aがセンパイの肩に寄りかかって寝ていた時に感じた気持ちも
Aにソラが抱き付いてるのを見た時に感じた気持ちも
本当は嫉妬だって、分かってた
それに気付かないふりをしてきたけれど、ちゃんと向き合わなきゃいけない
今日、服を変えて来たのは気になる人でもできたからだろう
幼馴染みだから、分かる
でも、誰かに取られるのは嫌だから
「‥‥少しは素直にならないとネ」
ボクは意を決して、メール作成画面に文字を打ち込み始めた
・
貴方side
『はぁ？なにこれ！！』
届いたメールを確認する
送り主は、夏目だった
�爐瓦瓩鵑諭△△了�は恥ずかしくて言えなくて。黒のカーディガン、似合っていたよ��
と書かれた文面を見て、叫ぶのは仕方ないだろう
これ夏目？！
夏目って�狠僂困�しくて�瓩箸�言うタイプだったっけ？！
いつも掴み所がなくて、余裕そうにしてるのに？！というか、なにが恥ずかしかったの？！
疑問点がどんどん出てきた
でも、怒る気持ちよりも
『‥‥嬉しいな』
好きな人が褒めてくれるのは、やっぱり嬉しくて
さっきまでの不満は、気付けばどこかに消えていた
『うーんと‥‥』
そして私は、メールを打ち始めた
・
夏目side
メールの受信音が鳴る
開くと、Aからの返信だった
�犁ど佞い討燭覆蕁△修両譴埜世辰討茵�似合ってないのかと思ったでしょ‥‥まぁでも、ありがとう、褒めてくれて��
「素直じゃないなァ」
くすっと笑って、またボクは返信した
�爐Δ鵝⊆，�ら気をつけるよ��
‥‥こんな返信しかできないボクも、まだまだ素直じゃないみたいだ
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
