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貴方side
登校前に、鏡の前でくるっと回る
新調したばかりの黒いカーディガンが、ボタンを留めていないせいでふわっと膨らんだ
昨日、本当はknightsのプロデュースの予定だったけれど
「アピールするなら、早い方が良いわ！プロデュースなんていつでもできるんだから、かっこいい服を買いに行きましょ♪」
となるちゃんに言われてしまい、knightsのみんなで服を買いに行くことに
色々な服を試着させられた
「あらあら、可愛いじゃない！」
「ちょっと、可愛い服じゃなくてかっこいい服を買いに来たんでしょ？」
「わはははっ、なんだここは！いろんな店があるな！良いな良いなっ、面白いぞ☆」
「Leader！声が大きいですよ！」
「んん‥‥？あれは‥‥」
「おぉ、凛月！どうしたんだ、こんなところで」
「やっぱりま〜くんだ。えっとね、Aの買い物の付き添いみたいなことしてるの」
とまぁ、だいぶわちゃわちゃしつつ、制服の時に着る黒いカーディガンを購入
普段着用に、かっこいいデザインのものもいくつか買った
そして今日、黒いカーディガンを着てみることに
制服を着崩すと椚先生に怒られるから、いつも着ているピンクのカーディガンを黒いものに変えるくらいしかできない
けれど、それで良い
夏目が変化に気付いてくれて、あわよくば褒めてくれればそれで十分だ
『よしっ、行ってきまーす！』
私は、元気よく家をあとにした
・
『おはよー』
「あっ、Aちゃんおはよう！あれ、服変えたの？」
早速、真が気付いてくれた
『うん！昨日買ったんだ！』
「そうなんだ！えっと‥‥とっても似合ってるよ！」
『ありがとう！』
「なになにー？Aイメチェンしたの？」
『うん、ちょっとね』
「A殿はなにを着ても似合うであるな」
「あぁ」
『あはは、褒めすぎだよ‥‥ところで、夏目は？』
「そういえば、まだ見ていないな」
「休みじゃない？最近毎日来てたから、今日は気が向かないとかで休みなんだよ！多分！」
『そっか‥‥』
見せたい本人がいないってどういうこと？！
せっかくイメチェンしたから、少しは意識してもらえると思って期待してたのに‥‥
なんなら、昨日のうちに�猝斉�、一緒に学校に行こう�瓩辰謄瓠璽襪靴討�くんだったな
私は後悔しつつ、自分の席に座った
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
