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貴方side
寝てしまったからには、スマホとの誓いを果たさないと‥‥
『どのアプリを消そうかな‥‥カレーは智樹くんコースだからムリでしょ、星月は次がセイ様だからダメで、ツクスクもキルアだから‥‥』
「‥‥何語を喋っているノ？」
『略称。星月(ほしつき)は、［星と月と王子様］っていうゲームの略。ツクスクは、［作れない恋愛〜スクールver〜］の略』
「いつも思うけド、略称のネーミングセンス無いよネ」
『うるさい』
「わざわざベッドまで運んであげたのニ」
言われて気付いた
そういえば、天井に近いな、と
『えっ、ここ夏目の‥‥？』
「ボクの部屋なんだかラ、ボクのに決まってるでショ」
ガバッと起き上がり、夏目を見る
『ど、どうやって運んだの？！』
「そうだネ‥‥女の子なラ、誰もが憧れる運び方かナ♪」
そう言って、ニヤリと笑う夏目
『っ‥‥！』
それはきっと、お姫様抱っこを指しているのだろう
夏目に、私がお姫様抱っこされた‥‥
という事は、夏目の手が膝の裏や背中に触れたって事‥‥？！
そう分かった瞬間、顔が真っ赤になった
「どうしたノ？」
『なっ、何でも無い！』
お姫様抱っこなんて、ゲーム内なら何度もされてきた
でも、好きな人に触れられるのはまた別だ
「そんなにボクの事見テ‥‥�牴欺�ゲームと同じ体験しちゃった！�瓩辰討箸�めいてるノ？」
さっきとはまた別な、悪戯っぽい笑顔を浮かべる夏目
『なっ、ばばば、バッカじゃないの？！夏目なんかにお姫様抱っこなんて、してもらいたくないし！むしろ触らないでよ！』
‥‥言いすぎた、という事は、少し悲しそうな顔をした夏目を見てすぐに分かった
「‥‥うン、ごめんネ。次からハ、何もしないでおくかラ」
『違っ‥‥』
違う、傷付ける事を言いたかった訳じゃない
ありがとうって、言いたかったのに
「もう夕方だシ、家に帰った方が良いんじゃないかナ」
いたたまれないのか、帰る事を促す夏目
『‥‥』
こういう時、どうすれば良いの‥‥？！
ゲームなら、こういう時は‥‥えっと、えっと‥‥
そうだ、パターンがあるんだ
相手がツンデレなら、もう少し一緒にいたいって言う
元気なタイプなら、送ってくれる？って聞く
えっと、夏目は天邪鬼キャラ‥‥
あぁもう、天邪鬼キャラって、一番苦手なコースだよ！！
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
