[リボーン] 十六夜の巫女８

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隼人さんと
別れてまたうろうろ歩いています
と言うより
いつになったら戻れるのでしょうか？

なんせ
朝だったのに
既に日が落ちようとしている

うーん…

考えながら歩いていたのが
悪かったのか

どんっと
足元に小さな衝撃があった

｢申し訳ありません！｣

慌てて
尻餅をついている男の子に駆け寄る

｢いたい…｣

黒髪に切れ長の目…

｢雲雀さん！｣

既に雲雀さんの雰囲気が
なんとなく漂ってはいますが
まだ４、５才の雲雀さん…

｢なんでぼくのなまえ…しってるの？｣

まだ幼い雲雀さんは
鋭く睨んでいるつもりなのでしょうが

やはり
迫力に欠けてしまっています

｢もしかして
またあたらしいきょういくがかり…｣

どこかうんざりした様な声
雲雀さんって教育係に
育てられたようなもんなのでしょうか？

｢いえ、私は違います｣

｢そう｣

こういう淡白な話し方は
やはり雲雀さんですね…と
考えていると


｢じゃあ、きみなにもの？｣

スッと構えられたトンファー
でも…構え方が弱い…

｢力みすぎですし
それに脇閉めないと軸がずれますよ｣

雲雀さんは目を見開いた
つい!!

｢きみ、強いの？｣

あー
どうしましょう…

｢今の雲雀さんよりも…
たぶん10年後の雲雀さんよりも強いです｣

研究所の指導レベルは
簡単に人が死ぬレベルだったはずです

まぁ
お義父さんからしても
研究所の人からしても
私はモルモット以下の存在でしたし…

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