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貴方side



貴「おはよ」





いつも通りの朝





いつも通りの学校





真緒「おう、おはよ」





いつもと違うのは





凛「……(プイッ」





凛月が、挨拶を返してくれないこと





……気にしない、気にしない





『何もしない』って、自分から言ったんだ





何もしないでおこう











最悪なことが起きた





貴「……」





凛「……」





真緒「おいおい、なんで二人とも無言なんだよ」





貴「別に……」





凛「……」





すっかり忘れてたよ





幼馴染みである私達は、一緒に昼食を食べていることを





貴「今日は、トリスタと食べないの?」





真緒「A達とトリスタと、交互に食べてんだよ……って、前に話さなかったっけ?」





貴「そうだっけ……?」





どうしよう、今の私は皮肉なことに凛月のことで頭がいっぱいだ





ス「サリー!!」





真緒「お、スバル!どうしたんだ?」





ス「もう!ホッケーが、お昼を食べながら今後の活動について話し合うって朝言ってたじゃん!皆待ってるよ!」





真緒「マジか……でも」





チラッと、こっちを見る真緒





真緒は察しが良いから、私たちがケンカしてることに気付いてるんだね





貴「大丈夫、行ってきな!こっちはなんとかするから」





真緒「……分かった」





スバルくんと一緒に、走り去っていった真緒





さぁ、真緒がいなくなった今、少し離れたところに凛月がいるという状況になった





……どうしよう





早く食べて、さっさと教室帰って……





凛「どういうつもり?」





貴「え、な、なにが……?」





いきなり低い声で聞いてきた凛月





凛「ま〜くん行かせて、俺と二人きりになってなにしようとしてんの?」





貴「……なにも」





……うそ。ほんとは、仲直りできたら良いなって思ってたよ





でもまぁ、これじゃ無理だな





完全に凛月、私のこと嫌ってるもん





凛「……そ。じゃあさっさと食べて教室帰りなよ」





貴「り……あんたこそ、先に食べて帰れば?」





名前は呼ばないことにした





なんか、怒ってる感じに聞こえないなと思って





凛「そっちが先に帰んなよ。俺はゆっくり食べんのが好きなの」





貴「……そーですか」





口喧嘩の一歩手前で踏み留まる





ちょっと意地張りすぎたな……





いたたまれなくて、私は急いでご飯を食べて教室に戻った



(……仲直りできないかも)

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如月マロン(プロフ) - りんごさん» すみません、返信が大変遅くなってしまいました……ありがとうございます!今日から進めて行きますね! (2016年8月9日 8時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいおもしろいです!更新まってます! (2016年6月20日 18時) (レス) id: 1ce286ef68 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 眉無さん» わあぁありがとうございます!!更新頑張ります!! (2016年3月31日 14時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
眉無(プロフ) - 凛月かわいいですねっ♪更新頑張ってくださいっ (2016年3月31日 14時) (レス) id: 5ceb00af48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月マロン | 作成日時:2016年3月30日 20時

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